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真空断無弾

日々の色々な事柄の忘備録的感想。戯言。

面白かったんだけど…「シン・ゴジラ」

映画

2016年作品。総監督・庵野秀明。監督・樋口真嗣

 

実は公開して1週間目の日曜に観に行った。

結構時間がたってしまったが、何となく感想を記す。

 

まず最初に記しておくが、俺はあまりゴジラ映画を見ていない。頭から結まで見たのはゴジラモスラのみである。因みにザ・ピーナッツが小っちゃい妖精を演じていたやつ。はるか遠い昔、近所の映画館でリバイバル放映されていたものを母親に連れられて観に行った記憶がある。内容は正直覚えていない。しかし母親に映画館に連れて行ってもらった、俺の人生で最初で最後の映画という事で覚えている。因みに母はまだ存命である。が、今後一緒に映画館に映画を見に行くという事は無いという意味です。まあ、どーでもいい情報ですが。俺にとってのゴジラはその思い出よりもさらにどーでもいい程度の思いしかない。あとは、TVで放送されていたものをちょこっとづつ見たくらい。殆ど記憶に残っていない。と言うか平成ゴジラシリーズは正直見るのがしんどい。そんな印象。

 

ゴジラ素人、な分けです。

でも怪獣映画がまるで嫌いなわけでもない。と言うか平成ガメラシリーズにはやられた口なので、今回のゴジラはちょっと期待して観に行った。

 

で、シン・ゴジラなのだが相当面白かった。

 

もしも怪獣が発生したら、と言う体のシュミレーション映画と言う作りで、節々に総監督である庵野さんの手癖と言うか趣味と言うか好きな物のオマージュの万華鏡みたいな作品になっていた。俺は熱心な信者ではないのだけどナディアとかトップとかエヴァとかで感じた印象がこの作品からも感じた。テロップの使い方だとか、絶望感漂う討論シーンとかどーでもいい笑いとか、この人昔から変わんねーなと思った。それが俺的には良い感じでした。

 

一つ気になったのは、前半と後半では何だか作品のテイストが違う感じがした。

 

正直前半から中盤までは本当に素晴らしいと感じていた。ゴジラ出現から、対策会議の連続。そして度重なる対策の失敗の繰り返しと、政府のウロウロぶりは近年まれにみる秀逸なドラマだったと思う。愛だの恋だの家族愛だけがドラマでは無かろう。多少の寒い笑いはあったかもしれないけど群像劇をしかりしていた。キャラも立ってた。感情移入しにくい嫌な奴や、エキセントリックなキャラばっかだけど、それが良かった。

 

ただ個人的には中盤から終盤は若干乗れなかった。物語的に終盤に劇的に盛り上げていかなくてはならなかったのは分かる。本来俺もそういう燃える展開が好きなのだが、今回は駆け足過ぎた印象を持った。まあ尺的な問題もあるのかもしれないけど、この映画の問題点と言うか突っ込みどころが終盤に集中しているように感じる。(最後の作戦とか…お前死んで来い。そんな命令はこの国では絶対無理。だって人間一人の命が異様に高い重い(建前上)この国は…とかetc…)。

 

まあ、怪獣映画である。野暮な突っ込みを抜きにすればガメラ以来の傑作だと純粋に思う。今年映画館に観に行った中でも、それだけの価値のある作品だったと思うよ。

…て、何さまやねん俺!ぎゃふん。

 

 

シン・ゴジラ音楽集

シン・ゴジラ音楽集

 

 ちゃんと過去作の音楽を使ってた点が、地味にポイントが高いのです。はい。