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真空断無弾

日々の色々な事柄の忘備録的感想。戯言。

これは怖い。「それでも僕はやってない」(2007)

映画

周防正行監督作品。

 

私は好きな物を最後の最後にとっておくタイプの人間である。

しかもダメなタイプのとっておき型だったりする…。

 

要は、大抵、失敗するのだ。

 

時機を逸し、機会を逸し、旬を逃すのである。

 

全くもって、あほである。

 

しかし、そんなことは重々承知しているのだが治らない。というか治せない…。

如何し難い人間なのである。それが私だ…。ぎゃふん…。

 

 

周防正行監督の撮る作品は相当面白い、そういう印象がある。

 

ファンシィダンス→しこふんじゃった→shall we ダンス?

 

凄い流れである。

 

何たる高水準、高打率!もう最高である。

しかもだんだんとメジャー指向になっているにもかかわらず、どれもこれも面白い。

まるで出世魚のようにグレードアップしているじゃないか!

しかもエンタメ指向!素晴らしい。

 

個人的にはファンシィダンスが超ツボで、後にも先にも漫画原作でこれほど面白く感じた作品は他には無かった。当時はまだビデオテープだったんだけど、比喩表現なしで録画したテープが擦り切れるまで何度も見てた。それくらい超好き。

 

それから、周防監督作品を追っかけるようになったのだが、shall we ダンス?からのインターバルが長すぎたため、ちょっと熱が冷めた。まあそれでも面白いんだろうなと思い、いつか見ようと思っていたのだが、まさか公開してから9年たってから見ることになろうとは思いもしなかったよ。

 

結論から言うと、凄く面白かった…。

 

ああ、しまった!もっと早く見ればよかった。

痴漢冤罪物の社会派映画との触れ込みを聞いていたので、今までのエンタメ指向と若干毛色が違うのかと思っていたのだが、そんな題材にもかかわらず、十分エンタメしてた。

 

うおー‼‼‼‼。私は間違いなく損してる。返す返すも、もっと早く見ればよかった‼‼‼と、思った…。

 

映画は、まの悪い主人公が、電車で痴漢と間違われてからの顛末を描いているのだが、何とも不条理な物語である。

 

無実の主人公は最後の最後まで報われない。

 

不条理であり、不平等であり、最終的には滑稽ですらある。

無実の人間が、最後まで報われないという事は、何ともやるせなく、切なく、虚しい事か。色んな意味で日本の司法制度というものを考えさせられた。

 

しかし、よくある話でもある。

現実社会も、往々にして不条理で、不平等で、滑稽なものだ。

社会に出ると、大人になるとホントに感じさせられるよね…。こん畜生…。

 

よくよく考えると、これは怖い話でもある。

いつ自分の身に降りかかて来てもおかしくない話だ。

満員電車で、まが悪ければ、男であれば起こりうる事態なのだから…。

 

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…ってそういや私は、社会人になってから電車通勤したことない…。ぎゃふん!