読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

真空断無弾

日々の色々な事柄の忘備録的感想。戯言。

DAYSの中沢監督があまりにも素晴らしかった話

酒もたばこも女も止められるのに漫画を読むのがやめられないボンクラです。ごめんなさい。

 

もう結構日がたってしまったのですが、感動が一向に薄まる気配がないのでここに記したいのです。

 

漫画の話です。すみません。

 

冒頭にも記しましたが、私は漫画を愛するボンクラです。

子供の頃、大人になったらきっと自然と卒業するのだろうと思っていたのですが、そんなことは全然なく、いまだに夢中で読んでます。ごめんなさい。

 

もはやおっさんですが、相変わらず夢中です。

 

さて本題に入りましょう。今回ここに記したい漫画は、現在週刊マガジンに連載中の作品「Days」です。

今年アニメ化もされたメジャーな作品ですからご存知の方も多いでしょう。高校サッカーが題材のスポ魂ファンタジー作品です。読んでる方は分かっていただけると思うのですが、ファンタジー要素の濃いサッカー漫画です。キャプつばほどではないですが、相当です。でも面白いんです。

 

因みに私はアニメの方は全くもってダメでした。見てられなかったです。ごめんなさい。

 

…それはさておき本題です。私が記したいのは週刊少年マガジン11月23日号のDAYS「175th day 信頼と尊敬」です。

これが本当に良かったんです。ここ最近読んだ漫画で一番ぐっとくる話だったのです。あまりにも良すぎてマガジン買っちゃうぐらい良かったんです。大分日も立ってるんだけどいまだに読み返すぐらい良かったです。くどいけど本当に良かったです。良いのです。ですです。

 

因みに私がひつこく良かったと思うのは話の後半なのです。正直前半の件はどーでもいいのです。私が激しく心を掴まれたのは、物語の中盤、聖蹟高校サッカー部の顧問の中澤先生が試合前の控室で選手に話しかけるところからの一連の流れが本当に素晴らしいと思ったのです。高校サッカー最強、十傑と呼ばれる(中2病っぽいね)傑出した実力を持つプロ入りが内定したプレーヤーを3人擁する梁山高校との対決を前に中澤先生はある告白を選手たちにします。

 

俺は、現役時代大した選手ではなかったと、そのことを伝えます。まあでもそれは、物語の中でもほとんど周知の事実であり、選手たちも知っていました。ただこの後に続く告白からの流れが本当に素晴らしかったのです。

 

俺がメンバーに選ばれたのは、高校3年間で1度だけだった。

スタンドから見ていた聖蹟イレブンは、いつもカッコ良くて俺の憧れだった。

その気持ちは今も寸分も変わらん。

 

 正直、うわっと思いました。これは凄いと。これってサッカーに限らず全ての分野のスタンドから、その先を眺める人の大半の気持ちをびったッと言語化してる!っと思ったのです。そうなんですよね、いくら年を取ろうが、老いぼれようが、いつまでたってもその先に立つ者たちへの羨望や憧れ、尊敬は変わらないんですよね…。悔しいし虚しいかもしれないけど、決してその先に足を踏み入れられない人間にとって、そういう風に見つめるか、完全に目を逸らすかの二択しかないんです。いや、このセリフは本当にグッときます。そのあと、中澤先生のモノローグに入ります。

 

中澤、腐るなよ。

厳しかったがいい監督だった。

あの人ならこんな時選手が欲しい言葉を言えたんだろうな。

俺は大した監督ではない。それは十分認識している。

目を見張る戦術も、劇的な演説も、何一つない。

ただ一つ、俺にできることは選手たちを心の底から尊敬し、最後の最後まで味方でいてやることだけだ。

俺はずっと支えてくれたお前たちにこれぐらいしか言えん…。

 

モノローグの最中、中沢監督は選手たちに歩み寄り、ただ一言「頑張れ」と声をかけていきます。いや、この「頑張れ」は正直相当な重みをもった「頑張れ」ですよ。全てのそちら側に行けなかった者のそちら側に立つ人間に託す思いです。これは、この言葉は殆ど呪いです。凄まじく重い思いです。

 

1年から2年、そして3年生へと一人一人の名前を呼び、ただ「頑張れ」と声をかけていくんです。1年はその頑張れの意味がイマイチ理解できません。2年は、一部の人間はその頑張れの意味を理解しています。そして3年は、その頑張れの意味を痛いほど理解しているんです。この時、これまで名前すら作中で紹介されたことのない控えの三年生部員3人の名前を呼ぶんですが、この時の控えの部員たちの表情が凄まじく良いんです。特に伊藤。そしてレギュラーの5人の3年生に続く件がもう最高なんですよ。灰原と国母の表情なんかもう何て書いたらイイのか分からないぐらい心を鷲掴みにされるんです。

 

そんな中沢監督の言葉をキャプテンである水樹が片手をあげて遮り一言中沢監督に声を掛けます。

 

大丈夫。監督。めちゃくちゃ頑張ります。

 

いや、良かった…。何度読んでも痺れます。この件。本当に最高です。基本私は、人から頑張れと声をかけられたら「てめーが頑張れ、このボケなすがぁ!」言い返してしまいたくなる衝動に駆られる荒北イズム*1の人なんですが、流石に素直に感動しました。中澤監督は自らをポンコツと自嘲しますが、相当なモチベーターです。中澤監督の「頑張れ」に対する水樹の「めちゃくちゃ頑張ります」の返しも本当に素晴らしいと感じました。

 

いやもう続きが本当に楽しみなんですが、余韻に浸りたくてその後マガジンを全く読んでいないので全く分かりません(笑)けれどこの話で終わっても別にいいくらい大満足してしまったのです。

 

つまるところ私的にDaysが不朽の名作になったっという事を明記したかったのです。そういう話でした。お粗末。

 

 

DAYS(20): 週刊少年マガジン

DAYS(20): 週刊少年マガジン

 

 多分このエピソードはこの巻に収録されるはず。この巻だけは必ず買わねばなるまい。

…ぎゃふん。