真空断無弾

日々の色々な事柄の忘備録的感想。戯言。

「ゴーストバスターズ」(2016)「ポテチは止まらない」そのセリフだけは胸に刻んだ…。

旧作は33年前か…。うーん月日の経つのは早い。

 

メンバーを女性に入れ替えてのリブート作。本来は旧作の続編の流れで制作したかったらしいのだがオリジナルの脚本家ハロルド・ライミスが亡くなったことによって完全リブートになったとか。それに伴って旧作の監督アイヴァン・ライトマンが降板しポール・フェイグにお鉢が回ってきたらしい。ポール・フェイグは「SPY/スパイ」が面白かったので期待していたのだが…。

 

コロンビア大学で教鞭をとるエリン・ギルバート(クリスティン・ウェグ)は終身雇用の審査を待つ身であるが、人には語りたくない過去を持つ。悪友であるアビー・イェーツ(メリッサ・マッカーシー)と共著で「過去からの幽霊」なるオカルト本を執筆した事があるのだ。その本がもとで幽霊退治の依頼が来てしまい、アビーとその連れジリアン・ホルツマン(ケイト・マッキノン)で幽霊屋敷に出かけることとなる…みたいな116分のお話。

 

率直な話、あまり面白くなかった。リブート作と言うのはどうしたって旧作との比較は避けられないと思うのだが、明らかに過去作の方が面白いように感じる。やってることは同じなんだけれど旧作のノリの方が上のように感じる。個人的な感覚ですが。一番個人的にダメだったのがジリアン・ホルツマン。そのノリが余計に邪魔に感じた。特攻野郎Aチームマードック的なイカれた役回りなんだろうけどなんか邪魔。2丁拳銃風のゴーストバスターガンで立ち回るところはカッコ良くて良く、冒頭にも書いたが、幽霊を前にして呟き行動した「ポテチは止まらない」と言う所だけは凄くイカスと思った。しかし全体的に見て何だか邪魔で、何と言うか、光るところは時折あるのに凄く残念なキャラだった。

 

この作品単品だけを見ればそんなにダメな映画ではないとは思う。局地的には面白かったりもするのだが、全体通して見ると面白いとも言い難く、個人的な感覚では視覚効果だけが進化したグレードダウンしたリブート作なのではないかと思った。一番個人的に上がったのが旧作のメンバーが出てきたときって…。

 

なんかノリが違うんだよなぁ。ぎゃふん!

 

 MADMAXがああだっただけに期待値が高すぎたか…。