オタク。それは一種の病気であると思う。しかも不治の…。
祥伝社。
秋せつらサイコー。
特に深い意味はない。
何となく手にとって何となく気になってシリーズ通して読んだのだけど結構面白かった。
主人公ハセガワノブコは外資系銀行に勤めるアメリカ帰りの帰国子女。
カルフォルニア大アーバイン校卒の高学歴高スッペクのヴィジュアル的にもイケてるバリバリの有能秘書が重度のオタクというギャップを楽しむコメディー小説である。
一方の話だけでは場が持たんという事なのかもしれないがこれが面白かった。
物語は会社パートとオタクライフパートの2部構成になっておりアクの強いキャラクター達が外連味あふれるドラマを見せてくれる。
主人公のノブコはげんしけんにおける斑目の非モテ要素を排除して、それでいて恋愛脳が皆無のような完全無欠の完璧超人のようなオタクで凄く好感度が個人的に高かった。
サバサバしたオタクでイイね。
基本的にはいかにもありそうでなさそうなオタクあるある話と外資系に努める女性の生態的なもので構成されており楽しく読めました。
そこにリアルがあるかどうかは知らんが虚構の世界としては面白い。
肩ひじ張らずに楽しめていいんじゃないでしょうか。
しかし、気づいたらオタクだった…。
このフレーズは凄く共感するわ…。
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シリーズが続くのかどうかは不明。
でもここで終わっても問題はナッシング。