真空断無弾

日々の色々な事柄の忘備録的感想。戯言。

とにかくエモい。「GIGANT(3)」

無駄にエモい主人公。しかしエモさしか無い。今のところ。

 

GIGANT (3) (ビッグコミックススペシャル)

GIGANT (3) (ビッグコミックススペシャル)

 

 

 巨大化できるようになってしまったAV女優が愛する男子高校生のために体を張って巨大な敵と戦う話し。字面にするとすごく頭の悪そうな話なのだが事実そうなのだからしかたがない。
未来から来たおじさん。AIの反乱。手首に埋め込まれてしまった謎のコンソール。多数決で望みを叶える謎のサイトETE。コンソールの操作で巨大化するAV女優…。

SF設定やらガジェットやらおかずは色々ありますが物語の本筋は、しがらみに絡め取られたAV女優と世間知らずのエモいだけが取り得の男子高校生の純愛がメインなのだろう。もっといえば巨大な裸の女が格闘する。という事がメインかもしれない。本巻ではついにETEの使徒との肉弾戦がある。大きくなったり小さくなっりして知恵と機動力を駆使してビルの谷間で戦う様は、ダイ・ハードmeetシンゴジラ的な感じ。正直、裸の女が巨大化して肉弾戦をやる。ただそれが書きたいのではないか?そんな気がする。

3巻まで進み物語が展開するにつれ、某進撃の現代版みたいな感じになってきた。

しかし主人公の泣き叫んで奇声を発して渦中に突撃するくらいのエモさは貴重なような気もする。とにかくエモい。が、共感はまったくしない。どのように着地を決めるのかが気になる作品だったりする。