真空断無弾

日々の色々な事柄の忘備録的感想。戯言。

明らかに原題が本作の全て。/ボーダーライン(2015)

いい加減、原題から変更するタイトルをやめた方が良い案件。

痛切に私は感じるのだが…。

大抵原題より劣るのだから。諸兄らはどう思う?。

 

原題は「Sikario」スペイン語で殺し屋とのこと。非常にしっくりくるタイトルである。物語はメキシコの麻薬ルートの覇権をめぐる物語で凄く 面白かった。この世の地獄を、闇の世界をを1人往くベニチオ・デル・トロがかっこよすぎる案件である。その非情なアベンジャー振りが群を抜いて格好よろしいと私は思った。

彼の立ち位置は完全に闇の中である。そんな彼がエミリー・ブラントに警告する所が最高である。闇の住人であるデニトロが、黄昏に立っている彼女に引き返せと警告する所がこの物語のハイライトのであるような気がする。続編もあるので非常に楽しみである。正直、物語云々よりベニチオ・デル・トロのキャラだけでご飯何杯でもいける感じなのだが…。

 

「目の垂れた、劣化ブラピだとずっと思っててすまん…」

 

もはや平身低頭して詫びる事しか出来ない私がいる…。

ベニチオ・デル・トロ。あなたは最高の役者である。

 

…全く困ったもんである。