真空断無弾

日々の色々な事柄の忘備録的感想。戯言。

「エンド・オブ・ホワイトハウス」(2013)現代版一人300…レオニダス再び。

ホワイトハウス・ダウン」とモロ被りの題材。あっちはどことなくコミカルタッチだったけれどこっちはシリアスタッチ。だだしベクトルは同じ方向を目指いしている。

突っ込み所満載のお馬鹿な方向である…。もはや笑うしかない。

 

大統領夫人を不慮の事故で死なせてしまった過去を持つ主人公マイク・バニングジェラルド・バトラー)が北朝鮮系テロリストとホワイトハウスを舞台に大暴れ無双する脳筋なアクション1本勝負な120分のお話。

 

ジェラルド・バトラーと言うと世間ではオペラ座の怪人の人なのかもしれない。しかし私の中では300の人、ガチムキのレオダニス閣下その人という印象しかない。本作はそんな私の印象を損なわない素敵な脳筋アクション映画となっていた。主人子であるジェラルド・バトラーは、まあとにかく強い。凄く強い。もはや手が付けられないくらい強いのである。まさに現代に降臨した1人300。生き人神レオニダスもといジェラルド・バトラーなのである。的確にハンドガンで次々とヘッドショットを決める様はもはや人の領域を軽く超えている。よくバッタバッタと人をなぎ倒すとか言う表現があるが正にそれ。迷うことなく疑うことなく、ただただその強さに酔いしれるのが正しい視聴法のような気がする。…いや、突っ込みまくってもかなり面白い映画ではある。シリアスタッチな作風なものの冷静に見るとWHY?しかない。設定がザル過ぎて突っ込み所しかない。真面目にやればやるほどギャグにしか見えない感じの映画だが、無理無茶無駄な所が面白いという映画だと思うのであまり野暮な事は言わない方が良いのだ。ある意味、車田正美イズム*1を継承している作品である。

 

ホワイトハウス・ダウン」と同じく基本はダイ・ハードの系譜の作品なのだけれど「ホワイトハウス・ダウン」が過去のアクション映画の物語性のエッセンスを抽出しようと試みていたのに対してこちらはより主人公のヒロイックさに焦点を当てている。見ていて連想したのは「コナン・ザ・グレート」だとか「ランボー」だとかチャック・ノリスとかの超人性。セガールとかヴァンダムとかラングレンとかの系譜。いいよねそういうノリ。素敵だわ。

 

個人的には「ホワイトハウス・ダウン」の方が面白かったがこちらの方もかなり良かった。世間では本作の方が評価も興行成績も良かったようで続編もある。ジェラルド・バトラーの漢臭さ堪能できる1本だとは思うよ。

 

 

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 よく考えると子供を救出するっていう所も「ホワイトハウス・ダウン」と被ってんだよな。しかしオッサン野郎度が高過ぎィ…。ぎゃふん!

 

 

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 コンビの男前度はこっちの方が上だな。娘も可愛いし。

 

 

*1:真剣に書けば書くほどギャグにしか見えない症候群