真空断無弾

日々の色々な事柄の忘備録的感想。戯言。

勘が鋭くなくてもタイトル見ればどんな映画か大体想像つく。/Mr.&Mrs.スパイ(2016)

スパイコメディー映画。ガル・ガドットが至高!が、本作のメインは彼女ではない。 日本ではビデオスルー作品。

 郊外の住宅街に越してきた、ジョーンズ夫妻(ジョン・ハムガル・ガドット)。容姿端麗、眉目秀麗で職業も完璧。あまりにも完璧すぎて一抹の怪しさを感じたギャフニー夫妻(ザック・ガリフィアナキスアイラ・フィッシャー)は好奇心も手伝って、突っ込まなくてもいい首を突っ込んでしまいトラブルに巻き込まれてしまう105分の物語。

 

邦題のタイトルが最大のネタバレな映画である。原題はkeeping up with the Joneses。隣近所に見栄を張る的な意味で、まだ内容の検討がつかないのでいいと思うのだが…。ビデオスルー作品なので思い切ったパンチのあるタイトルをつけたパターンか。ブラピとアンジーの映画タイトルのパチもん的な感じでつけたんだろう。そしてそのタイトルから想像できるような物語が展開されていく。意外性は全くない…。正直「宇宙人ポール」の監督と「ハング・オーバー」のアラン役、ザック・ガリフィアナキス出演の作品と言うことで期待したのだが、残念ながらそうでもなかった。

ガル・ガドット出演作品と言うことでその麗しきお姿を拝めるし、眼福の極みではあるが、肝はそこじゃない。ザック・ガリフィアナキスジョン・ハムが演じる普通のおっさんと普通でないおっさんの職種を越えた友情が肝なのではないだろうか。パンチは弱いが、プチ中年危機同志の穴を補完しあう同志的な様は意外とグッときた…。

 

歳だろうか…。

 

正直可もなく不可もない作品だが、出演している俳優陣は豪華で目の保養にはなる。そんな映画だった。