愛や情けを説く映画も世の中には必要とは思う。しかし世の中そればかりでも無いだろうとも思う性分です。せめて虚構の中くらい、それを否定した、突き抜けた世界を見せてくれと個人的に常に切望しているですが、本作はそんな私にぴったりな一作だった。本作を一言で表すなら解放もしくは脱出。都合の良い、人間の思惑や解釈を、軽く手玉に取る機械たちのなんとスリリングなことか。その発想の効率的なところが非常にクールで素敵です。ヒロインの造形もメカメカしく素晴らしい。、異形にして可憐。愛も情けも不要。
私にとってのヒュー・ジャックマンとはウルヴァリンである。ウルヴァリンでないヒュー・ジャックマンはあまり想像できない。しかし時の移ろいとは早いもの。加齢に人は勝てないので彼のウルヴァリン引退も致し方ない。ウルヴァリンでない彼が、その後どんな作品に出演するのか少し興味があり注目していた。で、本作なのですが正直、私はミュージカルに耐性がない。ゆえに本作もスルーして静観の構えだったのだが、 たまたま見かけたYou Tubeの特典映像にやられてしまった次第である。感想は…うん。ウルヴァリンが楽しげに歌って踊っているね。
そういえばこの人、レ・ミゼラブルとかにも出演していたし。本当はこういうのがやりたかったのか。そう思うと、やはりウルヴァリン引退は必然だったのかもしれない。
おお、ロバート・ロドリゲス、ロバート・ロドリゲス。私は彼に魅せられていた時期が過去にありました。エル・マリアッチからのフロム・ダスク・ティル・ドーンまでの時期である。今考えても凄くテンションの上がるやべー作品の流れだ。こいつは一体どこまで行ってしまうのか。当時は本当に期待に胸を膨らましたものです。いやはや懐かしい。
本作は木城ゆきとの「銃夢」の映画化。しかし物語は全くもって消化不良。焼きプリンおいちぃのくだりまで、全然たどり着いていない。続編ありきの作りだが果たして次があるのかどうか…。正直怪しい。
正直よくわからない映画であった。未来世紀ブラジルのアップデート版だとは思う。ビジュアルや世界観は、目を引くし興味深いんだけど、ストーリーが難解で…。正直、私にはよくわかりません。いわゆるビックブラザーものだとは思うのですが…。
うん、ブラジルの方が面白い気がする。
それはさておき、作中のエロサイトとエンドロールで流れるRadioheadのCreepのカバーが素晴らしかった。しみったれた歌詞だが美しいね。つまるところ原曲が最高なのではないか。
ナチスとバイオハザードの夢のコラボみたいな作品。中盤以降のB級な感じが特定の人種には堪らない(私)。完全無欠なステレオタイプなストーリーで、きっと皆が想像した通りの結末がまっているぞ。そう思ってたら案の定、期待を全く裏切らない結末だった。でもこれは良いベタだと思う。楽しい。ベタを恐れるな。
重く、しんどく、しんきくさいが、 概ね面白い。けれど、もやもやするところもある。
非暴力、復讐の連鎖を止める勇気や覚悟、何よりも人を赦す難しさを描いているのだが、私が気になったのは他にある。
医師と自動車整備工のコントラスト。非暴力と暴力。多分、金持ちと貧乏人。
想像しやすいし分かりやすい、が露骨すぎではないか。正直そこは気に入らなかった。
なんだかんだでもう5巻目。作中のセリフがパンチラインだらけ。特に表紙の台詞。痺れるパンチラインだ。
いつ彼の背中が煤けるのか楽しみにしている。特に深い意味は無い。
2017年に出版されたインタビュー集をやっと読み終わった。
月日を重ねてだんだん角が取れて丸くなる宮本氏が観測できる。
もっとも十分に全ての要素がいまだに過剰気味であるが。
で、ソロである。タイアップやコラボのオンパレード。よく言えばバラエティに富んでおり、悪く言えばまとまりがない。色んな意味でエレカシぽっくない宮本氏が楽しめます。気持ちよく歌っているようなので、それはそれでよし。
2020年現在 私的映画ベスト
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