ファーナス/決別の朝
面白かった。何気に出演陣が豪華。内容はディアハンターで西部劇という堪らん仕様になっており、デニーロがクリスチャン・ベールでウォーケンがケイシー・アフレックだった。しかし時代は流れているのに映画が提示する社会的問題はまるで昔と変わっていないと言うキツイ現実。帰還兵のPTSDと社会的貧困。人類の普遍的な問題と捉えるべきか、人類の停滞と捉えるべきか…。どっちにせよ困ったもんである。
ユージュアル・サスペクツ
今となってはなかなか香ばしい組み合わせである。ケヴィン・スペイシーとブライアン・シンガー。人に罪はあっても作品に罪はない。無論、見るのも嫌と言う人間がいるのも理解はするが私は面白ければ万事がOKないいかげんなスタンスである。どんでん返しの代表格によく上げられる本作。しかし言うほど、どんでん返しか?と常に疑問に思っている。映画冒頭から犯人役が存在感ありすぎて…。良く分からんけど多分こいつが犯人だと思った奴がやっぱり犯人だった、初見の時の記憶が見る度に蘇るんですけど。一生懸命ミスリードはしてるけど、存在感ありすぎんのよ。香ばしいあなた。困ったもんだ。
ブレックファスト・クラブ
スクールカーストものの始祖的作品。なにぶん35年前の作品なので今見ると古さは否めない。しかし学園物としての普遍的な面白さは確かに今でもそこにあると思います。思い返すと、この作品の系譜と思わせる類似作品は非常に多い。それだけ秀逸なフォーマットで真似したくなる筋立てなのだろう。あと話は変わるが、本作のエミリオ・エステべスのBTFのマーティー感が半端ない。マイケル・J・フォックスは別格として、エリック・ストルツよりもエステべスの方がマーティーっぽいと個人的にずっと思ってる。そういやBTFも本作もくしくも同年1985年の作品なんだよな。
ウエディング・クラッシャーズ
オーソン・ウィルソンとヴィンス・ヴォーンによるコメディ映画。名は体をあらわす、とはよく言ったもんで、タイトルがほぼ内容。付け加えるならミイラとりがミイラになるという映画であるが、正直なところ重要なのはそこではない。重要なのは、クリストファー・ウォーケンが出ているか、いないかだ。で、本作には出ている、ということである。そこ超重要。出番はすくないが、相変わらずウォーケンは良い。いいぞ。これでまた一つまだ見ぬウォーケン映画を一つ消費した。そういった意味で個人的には大満足である。こちらからはそんな感じです。以上。
ハイパーハードボイルドグルメリポート
知ったきっかけは深夜に何気に見た深夜TV。リベリアの元少年兵の食事を取材するというドキュメンタリー番組だった。ハイパーハードボイルドグルメリポートと銘打たれたそれを見始めてすぐに目が離せなくなった。その雑多で猥雑な雰囲気と得もいえぬ緊張感、常に危険がつきまとう非日常感が非常に興味深く面白かった。その後、風の噂でその番組が書籍化されたという話しを聞きつけ、すぐに手に入れたしだいである。内容はリベリアの元少年兵、台湾マフィア、ロシアのカルト、ケニアのスカベンジャーの食事の取材である。読み物として、ノンフィクションとして非常に面白く、下手をするとTVよりも個人的には面白く感じて非常に満足しました。いや、よい買い物であった。
eyes milet
思わず買ってしまった。何か女性の歌声を聞きたくなって、たまらず手にとってしまった。ザ・衝動買い。しかし後悔はない。歌声に透明感があって少しハスキー。非常にいいのではないでしょうか。個人的に5曲目の「insaide you」が非常にツボです。良い買い物であった。
2020年現在 私的映画ベスト
1 ジョーカー -
2 ゴーン・ガール -
3 エクス・マキナ -
4 アジョシ - -
5 母なる証明 -
6 ファーナス/決別の朝 NEW!
6 怪物はささやく ↓
2020年現在 私的漫画ベスト
1 ザ・ファブル 22 -
2 ハイキュー‼43 -
3 バーナード嬢曰く。5 -
2020年現在 私的アルバムベスト
1 thaw くるり -
2 eyes milet NEW!