真空断無弾

日々の色々な事柄の忘備録的感想。戯言。

新たな「カントリー・ロード」ムービー。「ローガン・ラッキー」

 

2017年の映画。

何をやっても上手くいかない小悪党なボンクラ兄弟のクライムコメディー。

 

結論から言えば、これは相当面白かった。

 

人生ドッロプアウト気味な兄弟とその仲間が人生の再起をかけて、カーレース場の売り上げの強奪に挑むのだが、そのオフビートな行動や掛け合いが漫才みたく最高なのだ。特にチャニング・テイタムアダム・ドライバー扮するローガン兄弟が特に良い。この二人の掛け合いがとにかく楽しい。特にアダム・ドライバーが、たまらん。

兄に不信感を持ち、文句たらたらながら、自分好みにベーコンを焼いてくれたことを理由に、何だかんだと言うこと聞いちゃうチョロいアダムドライバー。最高です。素直なのか抜けているのか、絶妙な感じのボンクラ具合が非常に心地よいです。

 

他の出演陣も何気に豪華。一見脳筋キャラの風貌ながら、実は知的な爆弾魔をダニエル・クエイグが演じてたりして布陣は盤石です。

 

うだつの上がらない小市民が悪事に走る系映画で、最終的な落とし前の付け方も秀逸、ラストの完全に成功で終わらせない話のたたみ方も見事というしかない。

 

後、ダメ親父のために幼い娘がカントリーロードを歌う場面は、非常にあざといけど良かった。単純に俺がジョン・デンバー好きなだけかもしれんが…。

 

とにかくこの映画はいいぞ。

 

鑑賞時間119分。