真空断無弾

日々の色々な事柄の忘備録的感想。戯言。

最後の聖戦とか言っときながら続編がある。「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」

 

1989年の映画。今度の敵はまたナチスドイツ!

感想

この映画の最大のポイントはキャスティングでしょう。ジョーンズ・シニアにショーン・コネリーを配役したところで大勝利確定でしたね。とにかくショーン・コネリーが魅力的なんですよ。聖杯に偏執しているくせにやたら洒脱な親父を演じるわけですが、ハリソン・フォードとの父子の掛け合いが最高なんです。特に息子に対してあけすけな感じがいいですね。ヒロインの正体をなぜ知っていたのか息子に問われての返しが「寝言で言ってたから」というのは一つの答えで多くを知らせる洒落た返しですねぇ。しかもアドリブだそうです。それでこの返し。これだけでもショーン・コネリーを配した意味が十二分にありますね。

あと個人的に度肝を抜かれたのは十字軍の生き残りの件です。もともと摩訶不思議ありの世界観でしたが、ついに常識を突き破る展開になったのは痛快でした。ヤハウェ、シヴァときてのキリスト。神様たちが並び立つ世界観も相変わらずいいのですが親子が一組いるから実質二世帯しか登場してないんだよなぁ。正直、違う神様がよかったと思ってしまったのが率直な感想です。

鑑賞時間127分。