私には無い。が、別に良いと思っている。無い物ねだりで悩みたくは無い。
正直なところ同意できない部分も多いし、青さが際立つ所もある。もっと言えば意識高い所が私とは別世界の住人で共感できない部分も多い。それでも表題の感覚を言葉に変換するセンスや文章にあるセンシティブな感覚は凄くキャッチーで素晴らしいと思う。感性とか才能とかあるところにはあるんだなとしみじみ感じる。ゆえに惜しいと思うし悲しく感じる。石川直樹氏方面からこの本にたどり着いたのだが、その背景とか関係なく単純に読めてよかった。そう思える作品だった。