面白い。面白すぎる。なんてことは俺なんかが言わなくても読んでる人は皆知ってるってことは分かってるんだけど、あえて言いたい。いや本当に面白い。
前の巻まででも十分すぎるほど面白かったのだが、この巻はもう反則級の面白さだ。
本作品の今までの流れは、
父の仇を追いかけた悪鬼羅刹編(勝手に命名)。
仇の死とともに人生の諸行無常を知り悩み悩んだ廃人編(また勝手に命名)
そんでもってブッダのように悟って、理想の未来へレッツゴー編(またまた勝手に命名)←今ここ!
いやー。ほんとにここに至るまでの話も十分に面白かったんですが、もう本当にこの巻は最高ですよう。最終解脱した、ブッダ顔負けの悟りの境地に達した我らが主人公トルフィンさん。糞ったれたこの世界からの卒業ならぬエクソダスを決め込もうとした矢先、トラブルトラブル虎舞竜。まあ問題だらけなんです。ッて当たり前。悪鬼羅刹時代の業がこれでもかこれでもかとブーメランのように帰ってくるこの因果応報な感じ。まあ、いじめ(そうゆうレベルでは無くほとんど畜生の所業を行ってきた)た方は覚えてなくてもいじめられた方は覚えてる、つーか忘れない、忘れられない、忘れるわけがない。で、利息込の借金が次から次へと降りかかってくるこの悪夢。返せ返せ祭りですよ。借りるときは良くても返す時は地獄だよね。足をいくら洗ってもそんなレベルじゃ拭えないぐらいの業を背負ってしまっててるトルフィンさんの明日はどっちだ!と言うこの展開。美味しすぎます。
キャラクターもいいよね。グズリーズ、ヒルドの女性キャラも魅力的だし、エイナル、
レイフ、ギョロの男性陣もいい味出てる。赤ん坊のカルリを含めパーティー感が出てきてて俺はこうゆう呉越同舟、一蓮托生(違うか)ものに弱いかもしれんと思う今日この頃。個人的にはヒルド押しです。女狩人アベンジャ—!て、ごろ良すぎ、もうツボっす。痒いとこにも手が届きMAXな所に、戦争狂トルケル!いかん!とどめですよ。もう十分すぎるほどお腹一杯になったところに腹黒サイコロ頭フローキ…。ヨーム戦士団にヴァグン…。キャラ立ちすぎだろ。最高かよ…。
いやー次巻が待ち遠しいですねぇ。
とにかく今回書きたいことは、ヴィンランド・サガ18は面白いゾ!ってこと。
これに尽きる。…ひつこいって?ぎゃふん!
早く19巻でないかな…。