そんなときは「プレデター」!!!
しかしそれでは芸が無いので見逃しちゃったやばげな映画を見た話。
しかし結果的には面白かった。
あっ!個人的な意見です、あしからず…。
ホルスのあほさ、愚かさの極みを愛せるかどうかの127分の物語。
この作品、実は公開前から期待をしていた。なんせ監督が「ダークシティ」のアレックス・プロヤスだったから。私の中で「ダークシティ」という作品は結構デカい作品で、常に心の片隅に陣取っている作品なのだ。劇場公開時映画館で初日を観た記憶が懐かしい。あんときは初回の朝一に見たんだがデカい劇場で10人位しか客がいなくて凄まじく不安になったのを鮮明に覚えている…。結果的には人生におけるベストな1本だったわけなのだが、その後音沙汰もなく気にはしていたのだ。その監督の作品となれば期待せずにはいられなかったのだが、公開と同時に非難轟轟でえらく爆死した感じだったので残念に思っていた。アメリカで大コケ、イギリスでは公開中止との情報を受け、日本では公開するものの原題の「ゴッド・オブ・エジプト」から何故か「キング・オブ・エジプト」に邦題が変わるという謎の題名格下げもあり不安しかない状態になっていた。しかしそれでも見ねばならぬと思っていたのだが、公開当時都合がつかず観に行けず、その後も何となくスルー状態だったのだが正月一発目に本作に白羽の矢を立て見たわけなのだが…なぜ爆死したのかが理解できる内容だった。まず全然エジプトじゃない。エジプト風とかチックな感じんなのごった煮ファンタジーだった。エジプト神話を骨組みにしたお話を期待していた人(書き手も含む)には辛い内容だったと思う。登場人物の立ち位置やらキャラクター像も雑な感じで、お察しな感じでした。ただ、ホルスのあほっぷり、愚かさの極みっぷりはよく、個人的にはこの駄目神には凄く魅力を感じた。特に体育座りで佇むところから凄く良かったです。何と言うか愛おしい。映像も派手で特撮戦隊もののグレードアップ版と考えるとまあ悪くなかったような気がする。しかしこの題材で、何故こんな物になってしまったのか…。残念ではあるが、個人的には当初の目的通りのブツだったので満足はしている。あとザハ役の子が可愛かったです。以上。