真空断無弾

日々の色々な事柄の忘備録的感想。戯言。

モトローダー味を感じた。「REDLINE」

 

2010年の映画。レッドラインと呼ばれる銀河最速を決めるカーレースを巡るアニメ。

なんかモトローダー2味があったり、アメコミ味があったり、永井豪味があったり、ちばてつや味があったり、ナイトライダー味があったりのあくの強い作風。基本JP(ジョシュア・パンクヘッド)の物語であり、何も持っていない人間が全てを望み手に入れるというおとぎ話であった。JPにまつわるエピソードのちばてつや味。その他の脇役から漂う永井豪味。そしてJPの愛機(トランザム!)から漂うナイトライダー味に、熱い70,80年代テイストを感じた。主演がキムタクだったり他の脇役も有名俳優を声優として配しているなどノイジーな要素も多いのだがそれが気にならないくらい熱い話だった。ルックの割に非常に古風で王道なストーリーで中盤以降の熱い展開で非常に盛り上がったところでのラストは投げっぱなし感は正直半端ない。個人的にはなんだかなという感じで納得できなかったがそれまでにぶち上げたものが全ての作品なのかもしれない。

鑑賞時間102分。