真空断無弾

日々の色々な事柄の忘備録的感想。戯言。

信長協奏曲(22) 石井あゆみ

 

畳んでいる。ほぼ畳みきった感じ。あとはラストの主人公の行く末だけが読めない。まあ最後に光秀が大立ち回る展開は読み筋ではあるが、ここまで積み上げたディテールで盛り上がり、正直、感慨深く、何か来るものがあります。…本能寺の時点で信長って48歳なのではとか、殆ど歳を取ってないのでは?とか、息子の信忠は?とか野暮なことを言ってはいけないのは分かっている。そうゆう世界線なのだ。要は虚構として、物語として良く出来ているか否か、だ。何より面白いかどうかで、私は良く出来ているし、面白かったと思った次第であります。あとは最終巻を愉しみに待ちます。以上。