真空断無弾

日々の色々な事柄の忘備録的感想。戯言。

沢山わらわらと湧いてくるもんだと思ってた。「グエルム 漢江の怪物」

 

2006年の映画。

公開当時、興味はあったものの、当時、余裕も時間も金もなく

完全スルーだったことを思い出す。

 

単刀直入に結論から。

面白かった。

モンスターパニック映画の側を保ちつつ

公権力の横暴さや怠慢、市井の貧困,、貧困ゆえの家族の愛憎など

幅広いテーマを扱っており非常に興味深く面白かった。

 

のだが、しかし。

 

肝心の怪物が…。

 

弱い。弱すぎる。

 

怒りに燃えた貧困家族に討伐されるレベルの怪物ってどうよ。

いや、強いんだけど、その程度なら軍とか出てきたら瞬殺レベル。

その程度のはずなのだが、それが瞬殺できないというのは納得できない。

無論、公権力の無能さをあえて表現しているのかもしれんが、

拍子抜けレベルなのは否めない。

 

そして、何よりもがっかりなのが、

 

1匹なのね…。

 

怪物のスケール感から、正直もっとわらわら湧いてくるもんだと思っていた。

 

…うむ。戦いとは数だよ。兄貴。

 

後、ホルムアルデヒトで突然変異する件は

廃棄物13号よりもゴジラっぽいと感じました。

いや、突然変異はしないと思うけども。

 

鑑賞時間120分。