真空断無弾

日々の色々な事柄の忘備録的感想。戯言。

京都までの距離が果てしない弾丸列車「ブレット・トレイン」

 

2022年の映画。小生の知っている日本ではない。東京から京都まで新幹線で一昼夜走らなければたどり着かないすさまじい世界線

感想

東京~京都間が異様に長い世界線の日本が舞台で繰り広げられる、新幹線内での密室くい違い殺し合いコメデイ。原作未読のため感想は映画のみの感想になりますが結局これは何の話なのかと言えば、間の悪い不運な殺し屋がリハビリ代わりの復帰戦の簡単なミッションに派遣されたはずが、人違いでヤクザの復讐に巻き込まれるという血みどろの話です。個人的には殺し屋が出てきて殺しあえばそれなりに楽しめる不謹慎な非現実万歳人間なので楽しめましたが諸手を上げてOKかと問われれば首を横に振る作品でありました。トンチキな日本観とかバイオレンス&ゴア表現は別に気にならなかったのですが、群像劇の割にキャラの掘り下げが浅い感じがして没入しきれませんでした。狂言回し役たる主人公のブラピは憂鬱な感じとどんくさい感じが良かったのですがね。殺し屋の中ではベタではありますがレモンが一番お気に入りです。

鑑賞時間126分。