真空断無弾

日々の色々な事柄の忘備録的感想。戯言。

若き教授のドラマ化「ロスト・シンボル」

 

 

2021年のドラマ。何となく観た話です。

感想

原作未読のためドラマのみの感想を刻んでおきます。率直な感想は「え、そんなオチでお終いで本当にいいの?」でした。

何となく観てしまうシリーズ物の作品ってありませんか。好きでも嫌いでもなく、見終わった後で大抵の場合、感動も失望もしないで見終わった後でただ「すん」となる作品。観終わった後にただただ冷静になり、こんなことをしている場合ではないと気持ちもしくは気分が切り替わる感覚。私は結構あるんですね。このロバート・ラングレン教授が主役の一連の作品がそれに当たります。過去作の映画作品も全て観ているのですが、「面白いのか」と問われれば「うーん」と言わざるを得ません。そもそもそんなにファンなわけでもなく原作本も一冊も読んでいない程度の興味しかないのです。それでも、なぜか観てしまう。そんな作品なのですが、当然ドラマ化されると聞いたら観ないわけにはいかないのです。なんでやねん。とセルフ突っこみを入れたくなりますが観てしまったものはしょうがないのです。とりあえず感想を刻んでおきます。

物語は若きラングレン教授のファーストミッションを描いており、みんな大好きフリーメーソンの隠された秘術のありかを探す、すったもんだした話です。本作は映画なら2時間程度で終わるものを7時間近くの時間を消費させた挙句、結局最後に「すん」とさせる作品でした。うーん。途中でオカルトに突き抜けそうな感じを醸しつつ、引っ張って、引っ張って、最後の最後に炸裂するのかと思いきや、結局最後に「すん」で終わるというある意味期待通りの展開のドラマでした。「…途中オカルトに突き抜けたやんけ!」と突っ込むのは野暮なのでしょう。ありのままを受けいるべきなのは重々承知していますが、映画の「すん」と違って連続ドラマの「すん」は消費時間の違いもあって相当体重の乗った「すん」を喰らうことになりました。正直かなり効きました…。とは言うものの「まあそうだわな…。」と思わざるを得ないところもあり悔いはないのです。悔いは、ないのです…。

 

「すん」とする感覚は正直、たまに味わいたくなりますが、連続では決して味わいたくはないものです…。

 

鑑賞時間約420分。