2001年の映画。バラゴンがタイトルからハブられていて少し寂しいですね。
感想
第1作目の初代ゴジラからの直の続きとして作られています。タ―ミネタ―方式で他の作品は無きものとしてストーリーが作られています。ざっくりとした粗筋は半世紀前に撃退したはずのゴジラが復活して再び日本にやってきてどうするぅどうするぅ話です。
率直な感想はゴジラに勝てる可能性があるのはタイトルのラストの奴だけだろとか思って観始めました。形状的にもビジュアル的にもそれしかありえないだろうと。そもそもバラゴンはタイトルにすら含まれていないし、モスラは所詮でっかい蛾だし。そりゃタメ張れるのは三つ首の奴だけでしょうがとか思っていたらそれすらだめで、ジャンプ的なノリの、思いを仲間に託すパターンのバフがかかる胸熱展開でした。正直、熱いというか安直なノリですが、しかしそこが良いのです。ベタを恐れるな。ベタを恐れるなかれ。ベタこそ大正義なのです。というか荒唐無稽なお話にどんでん返しはいらないのです。そういう意味でこれは正しい王道ゴジラ映画だったように思います。個人的には本作に好感を持っていますが人間のドラマパートの新山千春さんの演技が若干残念なところを除けばほぼほぼ完璧だったのではないでしょうか。
鑑賞時間105分。