真空断無弾

日々の色々な事柄の忘備録的感想。戯言。

その作戦は老体に鞭打つ。

何となくミッション・インポッシブルの最新作が見たくなってしまった。しかし私は第一作しか見ていない。いきなり最新作に飛ぶのも気持ち悪い感じなので過去作全部見てみる事にした…。

 全てはここから始まった。デ・パルマが送る第一作。リアルタイムに見た唯一の作品。トム・クルーズ(以下トムさんに略)のためのトムさんによるトムさんのためのスパイ映画。とにかく主人公たるトム氏が映えた作品。裏切りあり、トンデモ吃驚ギミックあり、外連味溢れるアクションありのエンタメ作品。やっぱりデ・パルマは職人だ。トムさんの要求にも答えつつ、ちゃんとスパイ大作戦してる。そして自分の色もきっちり出している。流石だ。でも覚えているのは「グリーンライム!レッドライム!」の所だけっだったりする。ジョン・ヴォイトジャン・レノとか共演も豪華。面白い。

 

 ジョン・ウーを監督に迎えた第2弾。正直M:Iにジョン・ウーという組み合わせは食い合わせ悪すぎない?と公開当時に思った私は本作でこのシリーズを切ってしまった。今回初めて観たのだけれど、あの時の想像は決して間違ってなかったことを知る。スパイと言うより戦闘工作員化したトムさんの勇姿を楽しむ作品になっていた。いい意味でも悪い意味でもジョン・ウー印のアクション映画に仕上がっている。そこに意味や内容はない。いや、あるのかもしれないが私には分からない。ただ様式美はある。そのアクションに笑えるか否か。そこが問題だ。私は苦笑いだった。しかし興業的には成功だったそう。マジ?

 

 

 J・J・エイブラハムを迎えての第三弾。現場引退、教官待遇、フィアンセありの隠居状態のトムさん。スパイにあるまじき人並みの幸せを手に入れようとしている。この時点でフラグ立ちまくりの展開に若干引く。明らかに無理めなプロットだ。頼みの綱のトムさんのスタンドアローン的なアクションにも限界が見えた苦しい作品。と言うかワンパターンで正直辛い。故にサイモン・ペグら仲間も出てくるが、この時点ではまだファンネルにもなれてない。

 

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 アニメ畑の監督、ブラッド・バーグを迎えたてたどり着いた第4弾。前作の無理めなプロットをリセットして孤高のスパイ、トム氏が復活。人並みの幸せと引き換えに手に入れたのはスパイの同志達。やっと仲間たちがファンネルくらいには昇格した。もともとスパイ大作戦ってスパイチームの話でしたよねーと思い出した、もとい原点回帰の作品。アクションも映像も派手。普通に面白い。

 

 クリストファー・マッカリーを監督に迎えた第5弾。「アウトロー」が相当気に入っていたのかトムさん。でもチビだからって原作者に降ろされちゃうトムさん。別の話だが不憫やで。冒頭から離陸する飛行機の外部に張り付くトムさん。合成ではなく本人のスタントらしい。ここら辺からだんだんトムさんがジャッキー氏にかぶって見えてきた。そこまで無理せんでもええんやで、と自分より年上のトムさんに対して老婆心が芽生えてしまった作品。しかし現代設定のスパイものは、明確な敵対勢力の設定に困る。そんなことを見ていて感じた。作品は普通に面白い。何よりトムさんお体をお大事にと思ってしまった。

 

というわけで過去作5作品を全て見た。現時点での格付けは1>5≧4>3>>>2というのが私の基準となる。最もその時の気分なので2以外は順不同な感じだが。どうもスパイチームの暗躍的な物を私は好む傾向のよう。

 

さあこれで憂いなくやっと6が見れるぞ…。