真空断無弾

日々の色々な事柄の忘備録的感想。戯言。

ヴァレリアン 千の惑星の救世主

 

すげぇ不安だったけどずっと前から見たかったやつをやっと見た。因みに当方はフィフス・エレメントを公開日に劇場で見た人間である。フィフス・エレメントは…正直な感想を告白すると内容はともかく、映像が好きでなかった。全然好きでは無かった。期待しすぎてハードルを上げ過ぎたせいなのだが、当時映画館で非常にがっかりした記憶がある。軽いトラウマである。故に不安であった。不安すぎた。しかし、今回は杞憂であった。本作はいいぞ。デイン・デハーンはチャラくていい加減な主人公を、バディ兼ヒロインのカーラ・デルヴィーニュは切符のいい男前な性格のヒロインを好演しているし、何より、ついにビジュアルがベッソンの脳内イメージに追いついた感じ。これがとにかく最高である。異星人たちのビジュアルもいい感じで、配役も非常に豪華で華がある。何よりも、映画冒頭のボウイのSpace Oddityが素晴らしい。あ、映画の話と違うか。失礼。まあ内容は過去の贖罪とか惚気話なので大したことないものだが、それがどうした。これは王道の冒険活劇ではないか。少なくとも私には十二分な出来栄えで満足であった。この映画は逆に映画館で観なかった事にがっかりしている。大画面で観たかった…。俺の馬鹿。以上。