真空断無弾

日々の色々な事柄の忘備録的感想。戯言。

高性能なポンコツ。「インディ・ジョーンズ レイダース 失われたアーク《聖櫃》」

 

1986年の映画。新作が公開されるという事なので久しぶりに見返して観た話です。

ハリソン・フォードがとにかく若い!でもこの頃のハリソン・フォードのイメージが頭の中にデフォルトで常にあるんですよ。だから最近のお年を召したハリソン・フォードのビジュアルに思わず面食らう時があります。つくづく、すげぇ爺さんになったなぁ。まあ、37年前の作品なので当たり前ですが。

基本、冷静沈着でもなく、何も考えていない出たとこ勝負の運頼みトレジャーハンター、インディアナ・ジョーンズの冒険譚の第一弾です。本作ではナチスドイツと聖櫃の争奪戦を繰り広げます。

本作の最大の魅力は何といっても主人公のインディ・ジョーンズその人となりでしょう。基本インディはなんも考えていません。なんでも万事、出たとこ勝負の運頼みです。プリンストン大学で教鞭をとるほどの人間ですので知識や教養は非常に豊かなはずですが根本的に非常に残念な人なのです。高スペック人間にもかかわらず突っ込み所しかないポンコツ。そんなしくじり続けるインディの迂闊さが非常にじれったく愛おしい作品でもあります。

 

鑑賞時間115分。