真空断無弾

日々の色々な事柄の忘備録的感想。戯言。

アマゾンのジャングルで奇跡の花をめぐりドウェインがジョンソンする。「ジャングル・クルーズ」

 

2021年の映画。真っ当なアクションアドベンチャー

 

如何にドウェインがジョンソンするか?それが問題だ。

 

アクションアドベンチャーというジャンル映画が好きである。ロマンシング・ストーンとかインディ・ジョーンズとか、現実寄りの物が特に好きだったりする。まあちょっとファンタジー寄りのハムナプトラとかも好きなので、アクションでアドベンチャーなら大概喜ぶ人間だったりする。そしてさらに俺は禿げてるアクションスターが好きだったりする。ドウェイン・ジョンソンなどは正にその最高峰で、俺の中でも世間一般でもその最高峰に位置する俳優といえよう。詰まるところその二つが見事に兼ね備わった本作はもう見る前から「面白い」と即答してしまう類の映画なのだ。そして結論から書くが内容自体も期待に違わぬ最高にご機嫌な出来であった。

 

物語の内容は、ディズニーランドのアトラクション「ジャングル・クルーズ」に基づいた物語になっているらしい。らしいというのは、正直、私はディズニーランドどころかその手の遊園地にほとんど行ったことがないし、興味もないので正直よく分からないのだが、たぶん劇中の川下りの元ネタになっているのだろう。そんなアトラクション要素と「アフリカの女王」「ロペ・デ・アギーレの反乱」とかの元ネタをごった煮にして奇跡の花をめぐる争奪戦が描かれており、最終的に見事にドウェインがジョンソンする作りになっている。

 

昨今のLBGT要素だとか多様性とかノイジーな要素も含め、ドイツ軍とか、コキンスタドールの亡霊とか、万物の病を癒す奇跡の花とかのお題をきっちりまとめ、最終的にドウェインが、しっかりジョンソンして、あまつさえハッピーエンドに持っていった本作監督、ジャウム・コレット=セラは要注目のナイスパズラーだと思いました。

 

まあ、最終的にドウェインがちゃんとジョンソンすることが非常に重要で、ちゃんとドウェインがジョンソンしているので最高に素敵な映画なのではないでしょうか。

 

少なくとも俺は満足です。

 

鑑賞時間127分。