ベトナム人には見えない。明らかに東アジアの人。実際には韓国の人らしい。
アメリカ捕虜のベトナム抑留暗黒物語。収容所所長イン大佐のイビりにチャック・ノリスが耐え難きを耐え、忍び難きを忍び最終的に怒りの鉄拳が炸裂する物語。物語冒頭の戦闘中行方不明の件から頭が悪い。しかしこの頭の悪さを舐めてはいけない。最後までこの映画はそれを貫き通す。特にラストのイン大佐との対決の件は超絶に頭が悪い。勝利目前のチャック・ノリスをイン大佐が煽りタイマン空手対決に持ち込むのだがこれが超格好悪い。状況的有利も心理的有利も全てチャックに分がある状態でそれは成り立たないはずなのだが、そこは全米空手チャンプのチャックの最大の見せ場なのでイン大佐の負け犬の遠吠えにも簡単に応じてしまう。そして当然のようにイン大佐をボコボコにする全米空手チャンプチャック。挙句、これは俺の(怒りの)分だとイン大佐を収容所ごと爆殺する。す、凄い。頭悪い。…もうそこは一気に怒り頂点也、でフィニッシュヒムで良かったのではないかと思いつつ頭の悪さを堪能した。あ、私は嫌いじゃないのです。どちらかというと相当好きです。決してお勧めはしませんが。