真空断無弾

日々の色々な事柄の忘備録的感想。戯言。

これがツンデレというやつか…。

と思ったのだがより正確に記するならば本作は違うよう。デレを隠すためにツンするのが正しいらしい。 一つ学習した。

キツネと熊の王冠(クローネ) (ハルタコミックス)

キツネと熊の王冠(クローネ) (ハルタコミックス)

 

 ラブコメが苦手である。嫌いではない、苦手。非モテ人間からすると甘いご都合主義な物語と言うのがどうにもこそばゆく、正直居心地が悪い。大体がどうせ甘いご都合主義の虚構に浸かるのならば血肉沸き踊る冒険活劇やらセンスオブワンダー的な空前絶後な世界観を味わいたいと思う。私はそんな人間である。が、時折そんな苦手を打破するラブコメに出くわす。最近で言えば「かぐや様」であったり「エヴァンス」だったりする。正直かなり良い。好みである。そんな作品に共通するのは、エロに頼らず、思いのベクトルの行き違いによる心の機微の笑いで勝負しているところだったりする。断っておくがエロが嫌いな訳ではない。ただそれをそこに求めてない。それだけの話しである。で本作の話。この作品は残念ながらその系譜には連ならない。この作品には笑いがない。が、笑いが無いだけで概ね似た感じである。ドイツの若きビール職人の女性とそれを事務的に補佐する朴念仁な男の物語である。連作形式の第二巻目に当るのだがこれが良い。正直前作はピンと来なかったが本作は私の琴線に触れている。と言うか、ヒロインが個人的に好みなだけなのだが人の好みとはそういう物なので良いんではないでしょうか。とりあえず読み終わるとビールが飲みたくなる作品である。以上。