真空断無弾

日々の色々な事柄の忘備録的感想。戯言。

12モンキーズ

 

テリー・ギリアム✕ブルース・ウィリ。なんとも癖の強い監督と主演のタッグ作品。疫病✕タイムトラベル。コロナ禍の今だからこそ、いま一度観たくなってしまった映画。何にせよテリー・ギリアムである。良い意味でも悪い意味でも非常に癖の強い作品を作ってしまう御仁である。視聴者を置き去りにするのが大得意な監督と言うイメージが非常に強い。私は好きだが癖があるのは全面的に認めます。だが、この作品は丁度良い塩梅であるように思います。久々に観たがやはり面白いんですよ。イマジネーションとリアリティが絶妙なバランスで成り立ってるのですね。物語が進むに連れパズルの様に組み上がっていくストーリーも秀逸。個人的にはタイムパラドックス物の最高峰だと思っています。ウィリスとブラピがまだ若く、イカれた演技が最高で楽しげです。そして何よりメインテーマ曲と「この素晴らしき世界」が最高です。なんとも耳に残るメロディーで何かあるたびに頭の中でリフレインします。もう最高です。以上。