1982年の映画。
俺は超弩級の名作を意外と見ていない。これはそのうちの一つだ。
思いっきり世代の映画だったりするのだが見ていない。
劇場公開時も、TV放映時でも、ビデオでも、LDでも、DVDでも、BDでも、
配信でも、全く観ずに今日まで来てしまった。
特に理由はない。機会がなかった。それに尽きる。
もう完全なる周回遅れである。すでに41周ぐらいは周回遅れで、
もはや観ても観なくても俺の人生に何も問題ないのだが、
スピルバーグの新作も公開されたことだし、
いい機会なので一回見とこうと思った次第である。
で、今更感想なのだが、
確かに観たんですが、いや、
これはなるほど傑作ですね。(今更)
あんな、しわしわの干し柿の化け物みたいなのが
だんだん可愛らしく見えてくるのだから不思議である。
今更なので多くは語らないが個人的に一番グッと来たのはラストの所だ。
E.T.から宇宙への旅路を誘惑される主人公エリオット少年がそれをはねのける所。
大人かよっ!と。
思わずサマーズ三村風に突っ込まざるを得ない胸温展開であった。
いや、最高のジュブナイル映画ではないか。
…今更だけど。
鑑賞時間115分。