2019年の映画。何のために復活したのか。それが問題な話。
単刀直入にファンムービー的な作品。それ以上でも以下でもない。一度、美しく完璧に終わった話を再び語る必要が果たして本当にあったのか疑問ではあるが、それとは別に何だかんだ言いつつも単純に復活を楽しんでいる自分もいるわけで、結果オーライな感じはする。救いの少ない話であった本編の視聴者に救いを与えるファンムービーであることは間違いない。ただ、これが本当に必要な話かと考えると、やはり蛇足感は否めないのではないか。こういうのがドル箱コンテンツの宿命なのだろうがなんかモヤモヤする。とは言うものの、基本好きな作品の新作を鑑賞できるという喜びがあるのは間違いないし、間違ってない。面白いかどうかはまた別の話。最もそれを追っかける方は辛い。
鑑賞時間113分。