真空断無弾

日々の色々な事柄の忘備録的感想。戯言。

今度の敵はソ連。「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」

 

2008年の映画。あの倉庫はエリア51にあったのか…。

はじめに

実は初視聴だったりします。公開当時は機会もなく見る気もなかったことを思い出します。そもそも前作のタイトルの枕詞に「最後の」とついていたので個人的に「これはこれで完結」と決めてその後は蛇足と割り切って興味の対象から排除して今日まで来ました。そう思っていたんのですがさらに続編が公開されるということで重い腰を上げてみることにした次第であります。

粗筋と感想

ざっくりとした粗筋は、ジョーンズ博士がソ連軍を敵に回してアメリカから南米を股に掛けて謎のミイラ、クリスタル・スカルの争奪戦とその謎に迫ります。

結論から言いますと、単純に面白かったです。内容については鉛の冷蔵庫に隠れたところであんなに派手に吹っ飛ばされたら放射能以前の問題で核爆発からは生き延びれないだろとか突っ込み始めるときりがないので野暮なことは言いません。…そうすると正直他に特に言いたいことがなくなってしまうのですが、あえて言うのならば今回の敵役のことでしょうかね。ソ連軍の大佐にしてKGBエージェントという役でケイト・ブランシェットが出演しており、彼女が今回の最大の敵役であり目玉だと思います。自称超能力者のレイピア使いというかなり立ってるキャラで「相手の目を見ればその思考を読むことができる」と作中で豪語する割にはインディ―たちに出し抜かれまくるという可愛い人です。人の目を見て話すのがいかに大切なことということを教えてくれる愛すべきキャラでしょう。

最後に

前作までの縦軸に常に神の奇跡的なものが題材としてあったのですが、本作は明らかに神ではなく異星人の力が題材になっています。最初これに若干の違和感と座りの悪さを感じていたのですが、よくよく考えるとこれは、神の力=異星人の行き過ぎた科学ということであり、つまるところ発達した化学は魔法のように感じるという話であり、これまで横並びに見せてきた神の奇跡は結局のところ奇跡などではなく、畏怖すべき対象ではあるが崇め奉るものではないと言う、神なんてそんな大したもんではないべ宣言のようにもとらえれて、個人的には痛快に感じました。

さて、そんなこんなで次は何が軸になっているのでしょうか。いまから非常に楽しみです。

鑑賞時間122分。