真空断無弾

日々の色々な事柄の忘備録的感想。戯言。

大地震とドゥエイン・ジョンソン。「カルフォルニア・ダウン」

 

2015年の映画。巨大地震VSドゥエイン・ジョンソン!

感想

最近ドゥエイン・ジョンソンに目覚めて、ドゥエイン・ジョンソン中毒になっている私です。というわけで観ました。今度は地震が相手だぜってな具合でサンフランシスコ大地震とドゥエイン・ジョンソンです。そういえば昔かの地で大地震があったことは記憶しております。大地震meetドゥエイン・ジョンソン。もはや天変地異級のデザスターぐらいしか敵はいないもんな―。もはや弱みは私生活と天災ぐらいというドゥエイン・ジョンソンといった内容になっております。まあドゥエイン・ジョンソンがどったんばったんしているので良しとしましょう。

 

鑑賞時間114分。

高いところのドゥエイン・ジョンソン。「スカイスクレイパー」

 

2018年の映画。義足のドゥエイン・ジョンソンがどったんばったんする話。

感想

現代版ターワーリングインフェルノだけでは芸がないので主演にドゥエイン・ジョンソンでどうじゃっっっていう感じの作品でした。話自体は安直THE安直な荒唐無稽な話なのですが「それがどうした!」とカマしてくる感じは嫌いではないです。完全体のドゥエイン・ジョンソンだとお話にならないのでちゃんとハンデをつけてあるあたりもわかっている感じです。中華資本がーとか、内容がーとか正直もうどうでもいい感じです。何より重要なのはドゥエイン・ジョンソンがどったんばったんするか否かです。悟りました。以上。

 

鑑賞時間102分。

 

やさぐれサンタの覚醒。「バイオレント・ナイト」

 

2023年の映画。なんだか世知辛い作品だった。

感想

仕事に希望を失ったサンタがとある富豪の屋敷で武装強盗事件に巻き込まれてあーだこーだするうちに消えかけた本能に火がついちゃうブラックバイオレンスコメディです。単純に面白かったです。どん底の底を突き抜けすぎると人間は切れるという話で、マジ切れした人間は怖いし人外はもっと怖いという話です。日々の生活や仕事に疲れてしっまたおじさんたちを投影した話で身につまされますが、まあ詰まるところは正直おイタの過ぎる元子供にサンタが取り返しのつかないお仕置きをする話です。合掌。

鑑賞時間112分。

ドゥエイン・ジョンソンありきの映画。「ブラックアダム」

 

2022年の映画。ドゥエイン・ジョンソン、その存在感だけで成り立っているような映画です。

感想

ざっくりとした粗筋は封印を解かれた怒れる元奴隷テス・アダムが過去に手に入れたスパーパワーとともに現代に蘇り、中東らしき架空国家カーンダックで暴れる様を描いています。正直な所、内容はないような話です。詰まるとこ私はデカくてごつくて強そうな奴が出てきて暴れる映画なら楽しめる人間なんだなぁと確信してしまった映画でした。書いてて馬鹿みたいですが真実だからしょうがない…。とにかくドゥエイン・ジョンソンがカッコいいに尽きる作品で、ラストにそんなカッコいいロック様が、王様になる選択を選ばず玉座をぶっ壊すことが全ての映画だったような気がします。

 

鑑賞時間125分。

個人的にはアレクサンダー推し。「Fate/Zero」

 

2011年のアニメ。全25話。リアルタイムでは飛び飛びで視聴していたような気がします。

感想

そのうち観よう観ようと思って早幾年…。何が好きってこれって要は山風の忍法帖だものね。その時点で参ったですよ。しかし、なぜ舞台がなぜそこなのかとか、なぜ数十年規模でそれが行われているのかとか、なぜプレイヤーは7人なのかとか、そもそもなぜ顕現するのが聖杯なのかとかは最後まで見たけれども正直よくわからなかったゲーム未プレイかつ原作未読勢です。しかしそんな細かいことはどうでもいいんだよとばかりに魔術師と英霊たちによる血みどろのサバイバル戦はなんだかんだ言ってても見ごたえがありました。個人的にはイスカンダルが好みで物語のハイライトは中盤の11話「聖杯問答」でした。結局、肉弾戦ではなく王としての格付けチェック論破回がハイライトという…。

鑑賞時間570分。

 

空を飛ぶ巨大な亀。「ガメラ 大怪獣空中決戦」

 

1995年の映画。私は圧倒的にガメラ派です。というかこの平成3部作派なのです。

感想

ざっくりとした粗筋は、1995年の日本を舞台に復活したギャオスとガメラ、それに対する自衛隊との三つ巴の戦いを描いています。

この作品は公開当時はさほど興味がなかったのですが初円盤化されたときに視聴して完璧にはまった作品です。探せばまだたぶんまだ円盤を持ってるはずなのですが4Kデジタル補修版をTVで観たらまた4K版の円盤が欲しくなって困っている次第です。

初見の際、正直な所、成長前のギャオスの造形の甘さを観て若干不安になったのですが、その後、成長したギャオスの造形の凄まじい出来を観てそれが杞憂だったと思ったことは、今となっては良い思い出です。ガメラの造形も素晴らしく怖さと可愛さを両立させた見事な出来栄えで感動したのを思い出しました。福岡ドームや東京タワーなどのランドマークがギャオスの罠やら巣になったことを強烈に憶えています。今回久しぶりに見返したのですが印象は変わらず素晴らしい作品に感じました。個人的には特撮怪獣映画のマイルストーン的な作品だと思っています。なんやかんや言っておりますが要は、ただただ大好きな作品ということです。

鑑賞時間95分。

白目のゴジラは怖い。「ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃」

 

2001年の映画。バラゴンがタイトルからハブられていて少し寂しいですね。

感想

第1作目の初代ゴジラからの直の続きとして作られています。タ―ミネタ―方式で他の作品は無きものとしてストーリーが作られています。ざっくりとした粗筋は半世紀前に撃退したはずのゴジラが復活して再び日本にやってきてどうするぅどうするぅ話です。

率直な感想はゴジラに勝てる可能性があるのはタイトルのラストの奴だけだろとか思って観始めました。形状的にもビジュアル的にもそれしかありえないだろうと。そもそもバラゴンはタイトルにすら含まれていないし、モスラは所詮でっかい蛾だし。そりゃタメ張れるのは三つ首の奴だけでしょうがとか思っていたらそれすらだめで、ジャンプ的なノリの、思いを仲間に託すパターンのバフがかかる胸熱展開でした。正直、熱いというか安直なノリですが、しかしそこが良いのです。ベタを恐れるな。ベタを恐れるなかれ。ベタこそ大正義なのです。というか荒唐無稽なお話にどんでん返しはいらないのです。そういう意味でこれは正しい王道ゴジラ映画だったように思います。個人的には本作に好感を持っていますが人間のドラマパートの新山千春さんの演技が若干残念なところを除けばほぼほぼ完璧だったのではないでしょうか。

鑑賞時間105分。

 

たぶんミレニアムって言葉がどうしても使いたかったんだろう。「ゴジラ2000ミレニアム」

 

1999年の映画。今度の敵は宇宙人と宇宙怪獣。

感想

今回が初視聴です。1999年当時は全くゴジラなんて観る気がなかったことを思い出します。「VS」シリーズが前作で終わり新シリーズの開幕で内容がリセットされて非常に内容が分かりやすく感じました。内容は人間の作り出すエネルギーを絶対許さないゴジラと地球に千年王国を築きたい宇宙人とゴジラ細胞を取り込んで強力になりすぎて制御できなくなってしまった宇宙怪獣に翻弄される人間たちの悲喜こもごもを描いています。書いてて何ですが基本ディザスター映画です。めちゃめちゃに都市を破壊しパニックにパニックを重ねた人間の狂気を戦争以外で描き出せる最高の装置ではないでしょうか。ゴジラって。偏った登場人物たちが多数登場しますが阿部寛が演じる片桐がダントツです。はっきりと「そんな奴はいねぇ」と言える清々しいキャラクターです。個人的には結構楽しめたので好きなゴジラ作品です。

 

鑑賞時間107分。

配役の妙2。「キング・オブ・デストロイヤー/コナンPART2」

 

1984年の映画。1観たらこっちも観ちゃいますよね。

感想

前作の完全な続編です。恋人の蘇りを願うコナンが唆されてクトゥルフ的な神、ダゴスを復活させてすったもんだする話です。正直なところ1よりもさらに薄い話になているのは否めません。この映画は1よりも主役がシュワルツェネッガーであることによって成り立っている感の強い作品です。というか主役がシュワルツェネッガーであることが全てだと言い切っても過言ではない作品でしょう。なのに1を観たら観たくなってしまう困った作品です。罪づくりな男だぜシュワルツェネッガー…。

鑑賞時間101分。

初見さんには厳しかった。「ゴジラ対デストロイア」

 

1995年の映画。正直な話、観終わった後にスパ―Xシリーズのことしか覚えていない…。

感想

今回が初視聴です。ストーリーが前作から引き続いているようなのですが、残念ながら前作を観ていないのでいまいちよくわかりませんでした。どうやら本作の1年前にスペースゴジラなるものと対決していたようですが…そんなん知らんし。ゴジラも二匹おり、ノーマルとジュニアと呼ばれるものが出てきます。そこら辺の詳細も前作を見なくてはよく分からないみたいです。内容自体はメルトダウンしかけのゴジラに日本が右往左往する話です。ゴジラのビジュアルは自体は良かったのですが話には全く乗れませんでした…。デストロイアにも魅力は感じませんでした…。ただ「ビオランテ」は観ていたのでスーパーXⅢには少し心がときめいたことをここに記しておきます。

 

鑑賞時間103分。

配役の妙。「コナン・ザ・グレート」

 

1982年の映画。シュワルツェネッガーが主役の時点で大勝利。

感想

昔はほっといてもTVでやたら放映される映画ってありましたよね。本作もそんな映画の一つではないでしょうか。意識しなくても結構頻繁に目にする機会があったのですが最近は意識しないと観れない映画になってきましたね。ちなみに私はロバート・E・ハワードの原作は未読ですので映画のみの感想を刻んどきます。

話自体は刀鍛冶の少年が両親を殺され奴隷となり、大人になって剣闘士となり大成して自由を手に入れ両親の復讐を果たすという非常にわかりやすいヒロイックファンタジーです。まあ、内容は正直どうでもよく、この映画の一番素晴らしい所は主演のシュワルツェネッガーのコナンというキャラクターへのハマり具合でしょう。もうこれにつきます。その存在感だけで映画として成立させてしまう圧倒的な最適解な配役。配役の時点で勝利が確定したような作品ですね。シュワルツェネッガー自体も超キレッキレの肉体の時だし。

 

鑑賞時間129分。



若き教授のドラマ化「ロスト・シンボル」

 

 

2021年のドラマ。何となく観た話です。

感想

原作未読のためドラマのみの感想を刻んでおきます。率直な感想は「え、そんなオチでお終いで本当にいいの?」でした。

何となく観てしまうシリーズ物の作品ってありませんか。好きでも嫌いでもなく、見終わった後で大抵の場合、感動も失望もしないで見終わった後でただ「すん」となる作品。観終わった後にただただ冷静になり、こんなことをしている場合ではないと気持ちもしくは気分が切り替わる感覚。私は結構あるんですね。このロバート・ラングレン教授が主役の一連の作品がそれに当たります。過去作の映画作品も全て観ているのですが、「面白いのか」と問われれば「うーん」と言わざるを得ません。そもそもそんなにファンなわけでもなく原作本も一冊も読んでいない程度の興味しかないのです。それでも、なぜか観てしまう。そんな作品なのですが、当然ドラマ化されると聞いたら観ないわけにはいかないのです。なんでやねん。とセルフ突っこみを入れたくなりますが観てしまったものはしょうがないのです。とりあえず感想を刻んでおきます。

物語は若きラングレン教授のファーストミッションを描いており、みんな大好きフリーメーソンの隠された秘術のありかを探す、すったもんだした話です。本作は映画なら2時間程度で終わるものを7時間近くの時間を消費させた挙句、結局最後に「すん」とさせる作品でした。うーん。途中でオカルトに突き抜けそうな感じを醸しつつ、引っ張って、引っ張って、最後の最後に炸裂するのかと思いきや、結局最後に「すん」で終わるというある意味期待通りの展開のドラマでした。「…途中オカルトに突き抜けたやんけ!」と突っ込むのは野暮なのでしょう。ありのままを受けいるべきなのは重々承知していますが、映画の「すん」と違って連続ドラマの「すん」は消費時間の違いもあって相当体重の乗った「すん」を喰らうことになりました。正直かなり効きました…。とは言うものの「まあそうだわな…。」と思わざるを得ないところもあり悔いはないのです。悔いは、ないのです…。

 

「すん」とする感覚は正直、たまに味わいたくなりますが、連続では決して味わいたくはないものです…。

 

鑑賞時間約420分。

京都までの距離が果てしない弾丸列車「ブレット・トレイン」

 

2022年の映画。小生の知っている日本ではない。東京から京都まで新幹線で一昼夜走らなければたどり着かないすさまじい世界線

感想

東京~京都間が異様に長い世界線の日本が舞台で繰り広げられる、新幹線内での密室くい違い殺し合いコメデイ。原作未読のため感想は映画のみの感想になりますが結局これは何の話なのかと言えば、間の悪い不運な殺し屋がリハビリ代わりの復帰戦の簡単なミッションに派遣されたはずが、人違いでヤクザの復讐に巻き込まれるという血みどろの話です。個人的には殺し屋が出てきて殺しあえばそれなりに楽しめる不謹慎な非現実万歳人間なので楽しめましたが諸手を上げてOKかと問われれば首を横に振る作品でありました。トンチキな日本観とかバイオレンス&ゴア表現は別に気にならなかったのですが、群像劇の割にキャラの掘り下げが浅い感じがして没入しきれませんでした。狂言回し役たる主人公のブラピは憂鬱な感じとどんくさい感じが良かったのですがね。殺し屋の中ではベタではありますがレモンが一番お気に入りです。

鑑賞時間126分。

初完走。「もののけ姫」

 

1997年の映画。観よう観ようと思って早26年…。初めて完走しました。とりあえず感想を刻んでおきます。

ジブリと私。もしくは駿と私。

ジブリ映画が好きか嫌いか問われれば「嫌いではない」と答えるのが私のスタンスです。では本当に好きなのかと問われれば、「多分…」としか言いようがないような実績しかありません。過去に私が見たことのあるジブリ映画は、ナウシカラピュタ、トトロ、魔女宅、火垂るの墓の5作品のみ。実際のところ、嫌いではないが過去作5作品しか見たことがなく、興味はあるものの別に手を出さずとも普通に生きていけるぐらいの好きしかないのです。括りを駿関連に広げたところでこのラインナップに漫画版ナウシカカリオストロがたされるくらい。正直なところ、映画版ナウシカくらいしか話の内容をしっかりと覚えていません。そんな感じな私なのですが、本作は公開当初から「これは駿のこれまでの作品の総決算的な匂いがする」と勝手に感じ、1度は観ねばなるまいと心に誓った作品だったのですが機会がなく、というか、作らずに今日に至ってしまった次第です。しかし今回ようやく重い腰を上て機会を作って観たという話です。

ざっくりとした感想

日本の中世によく似た世界で、もののけと呼ばれる神々の眷属と人間との争いを描いています。結論から言えばとても面白かったです。予想通り宮崎駿の1997年代に至るまでの集大成的な作品であり、2000年に至る前での駿のベスト作品でしょう。戦争やら太古の叡智やらこの世ならざるものやら成長と喪失やら…。これまで扱ってきたテーマを総括しつつその全てを昇華した感じです。東の蛮族の村で純粋培養された正しすぎる青年の目を通して人間の業について考える話であり、戦争や自然、繁栄や衰退、各種問題に対する駿なりの着地点の提示の話のように感じました。個人的には「世の中どうにもならんけど、もう少し俺が俺がだけじゃなくて自分以外の物や事柄をおもんばかれや」と言われているようなきがしました。昨今の世相を考えみると、その着地点は非常に正しいけど加速度的に世界は逆方向に突き進んでいるなという感じですね。

 

一番心が引っ張られたのは…

魅力的なキャラクターが目白押しな本作ですが私が最も心惹かれたキャラクターは、まっすぐなアシタカや純粋なサンではなくエボシ御前だったりします。酸いも甘いもかみ分けた、聖者にも悪党にもなり得る、正しく人の業の象徴のようなキャラクターであり非常に人間味のあるキャラクターだと思いました。キャラとしてのウェイトも重く、物語の終盤にアシタカが右腕に負った呪いから解放されるのに対してエボシ御前が右腕を失って終わるのもサンとは違った意味でアシタカと対になっている感じがいいですね。エボシ御前。また、それでも生きてるし、生きていくというところに正直痺れます。過去がどうあれ現状がどんなに無様で悲惨でも生きている以上、生きていく以外に選択肢などない、というその感じがたまらんです。継続して全うする。そこに非常に体重がのっている感じがして、好きなんですよ。エボシ御前。

最後に

あーだこーだ書き散らかしましたが単純にヒロイックなファンタジー物として面白かったです。今更ということは重々承知ですがこれは確かに傑作ですね。はっはっはっ。もっと早く観とくんだった…。

 

しかしよくよく調べたらジブリ作品って全部で24作品あるんですね。まだ観ていない作品が18作品もありますよ…。正直なところ一番楽しそうなのを観てしまったかもしれません。そんな現状を考えるのとあまり乗り気ではないのですが、冥府魔道を行くがごとく、ぼちぼちと観ていこうかなと思う所存であります。…少なくとも駿作品だけでもコンプリートしたいと思う今日この頃です…。

 

鑑賞時間133分。

タイトルが秀逸。「狼は天使の匂い」

 

1972年の映画。止めどもない感想の覚え書きです。

粗筋と感想のようなもの

ヘリコプターの不慮の事故でジプシーの子供を巻き込んだ大量殺人を起こしてしまった主人公が恨まれ追われ、カナダまで逃げてもやっぱり追われ、偶然目撃した殺人事件に巻き込まれて、拉致られ、なんでか強盗団の一員になってしまい破滅に向かってレッツゴー!するみたいな話でした。突っこみ所しかないような話なのですが、何が良いって、とにかくタイトルが良いんです。普通は邦題が作品をくさすパターンが多い中、この作品はタイトルが、内容はともかく視聴者様が作品をピックアップする率を高めていると勝手に思うほど秀逸なタイトルなのです。このタイトル、内容にもちゃんとリンクしており、アウトローのおっさんたちが纏う、子供特有の無邪気な悪どさを表しているように思いました。物語冒頭で子供が意地悪で編み込みの袋をナイフで切り裂きビー玉を散乱させるシーンがあるのですが後半あざとくそこら辺を彷彿させるシーンが伏線的に差し込まれているのです。わかる。けどあざとい。要は主人公を含めた大人の悪党がやっていることは、子供時代のそれに等しいみたいな表現を盛り込んでくるんですよ。あざとい。いや、わかるけども。最も子供の悪行は、なあなあでも許されるかもしれんけど、大人になっても同じことをしでかすとそれなりの対価を支払うことになるという非常に教訓めいたラストになっています。うん、わかる。あざといけど、わかる話でした。

鑑賞時間141分。