真空断無弾

日々の色々な事柄の忘備録的感想。戯言。

2017-01-01から1年間の記事一覧

「アイアン・フィスト2」(2015)アメリカ発武侠映画の完全なる続編だが…。

普通シリーズ物と言うのは回を重ねるごとにスケールアップするものだが、本作はスケールダウンしている.。劇場未公開のソフトスルーなのも納得な作品。 物語は完全なる続編。前作で愛する人と両腕を失い、鋼鉄の腕を得たサディアス(RAZ)。彼は安息の地を求…

「エンド・オブ・キングダム」(2016)ジェラルド・バトラー無双再び。

ホワイトハウスと言う限定されたシチュエーションからもっと大きなフィールドへ。舞台を、もとい戦場をロンドンに替えた脳筋アクションの続編。今度も救いがたいほどあほな話。褒め言葉としては…それしか思い浮かばないな(笑)。 前作の完全なる続編。イギリ…

「エンド・オブ・ホワイトハウス」(2013)現代版一人300…レオニダス再び。

「ホワイトハウス・ダウン」とモロ被りの題材。あっちはどことなくコミカルタッチだったけれどこっちはシリアスタッチ。だだしベクトルは同じ方向を目指いしている。 突っ込み所満載のお馬鹿な方向である…。もはや笑うしかない。 大統領夫人を不慮の事故で死…

「ホワイトハウス・ダウン」(2013)名は体を表す…。

タイトルのまんまの内容。ダイレクトで分かりやすい。突っ込み所多し!好感度高し! ローランド・エメリッヒ監督作品。はっきり言って嫌いじゃない。好きなのはユニソルことユニバーサルソルジャーとかインデペンデンス・デイとか…。あれ…あれ…それ位しか見…

「時計じかけのオレンジ」(1971)破壊衝動の極み。

過去の名作と言う物を殆ど見ていない。好物は最後にとっておくタイプだったりするので正直やったぜと思っている。死ぬまでには色々みたいね。 スタンリー・キューブリック監督作品はあんまり見ていない。「博士の異常な愛情」とか「2001年宇宙の旅」とか「フ…

「ローグ・ワン」(2017)ジェダイ無き時代の理力に導かれない野郎ども。

正直SWに深い思い入れはない。けれどやるとなると見たくなる。 故に今更ながら見てしまった。 私がSWで最初にイメージするのはルークではなくアナキン、もといダース・ベイダ—だったりする。正直、ダース・ベイダーと言うのは凄い発明だと思う。その黒光りし…

「チャッピー」(2015)スタイリッシュなロボコップ。

チャッピーと聞いて真っ先に思い浮かんだのが、ながいけんの「チャッピーとゆかいな下僕ども」とか言う漫画だったりする。私はそんな人間だ。 ニール・ベルカンプ監督作品「チャッピー」。この監督の作品は好きで過去2作も見ている。本作も楽しみにしていた…

「プリースト」(2011)超絶に消化不良感が半端ない…

シチュエーションと雰囲気は好み。映像は結構豪華でお金かかってそう。物語は凡庸。映画としては…何とも言えない出来だった。色んなものが圧倒的に足りない。 粗筋は… 殆ど進撃の巨人だったりする。巨人を吸血鬼に替えただけ。 歴史改変の物語。吸血鬼が存在…

「レギオン」(2010)地上に天使が下りてくるとロクなことが無いという定番…。

戦いたがる天使たち。色んな意味で大迷惑。嫌いではないが色々足りない。面白い要素が多いのに残念。惜しい映画だと思う。 粗筋は…。 人の愚かさに堪忍袋の緒が切れた神は人類粛清に天使の軍団「レギオン」を地上に向かわせる。それを知った大天使ミカエルは…

「ザ・ウォーク」(2015)なぜ危険を承知で人は挑戦したがるのか…?

多分馬鹿なんだろう。いい意味でも悪い意味でも…。 でも犯罪は良くないと思うよ。 ジョセフ・ゴードン=レヴィット祭り第3弾!!! 今度は綱渡りだ。 粗筋は… 1974年、アメリカのワールドトレードセンターで行われた綱渡りの物語。123分。 1974年、当時世界一の…

「(500)日のサマー」(2009) 運命はあるらしいよ…。

突如として私の中で始まったジョセフ・ゴードン=レヴィット祭り第二弾‼‼ 今度は恋愛コメディー…だ。 私は恋愛映画をそんなに見ない。皆無ではないが殆ど見ない。自発的に見ることはまずない。見た結果、それが恋愛映画だったというようなことはよくある。物…

「50/50 フィフティー・フィフティー」(2011)細かいジョークが楽しくセス・ローゲンのツンデレにやられた…。

突如として私の中で始まったジョセフ・ゴードン=レヴィット祭り。インセプションとかダークナイトの時から知ってはいたがさほど興味はなかった。多分この前見た「ルーパー」が心の琴線に触れたのだと思う。 g029.hatenablog.com ジョセフ・ゴードン=レヴィ…

「ハイキュー!1期・2期・VS白鳥沢学園」アニメを完走した感想。

たまに少年ジャンプ成分を体が欲するそういう病である。 欲する。対決だとか努力だとか友情とかが嫌いではない。むしろ好きなのだろう…。認めたくはないものだが。人間、自分に無い物を求める性質なものだからね。とりあえずアニメから見てしまった…。 粗筋…

「ハンナ」(2011)野に解き放たれたその先は…。

その末路を想像せざるをえないラスト。一番悪いのは政府機関だけど親父が大概だぜ。どっちもそびえ立つ糞だ。そう思ってしまった。 物語の粗筋はこんな感じ。 フィンランドの雪山にその娘と父親は暮らしている。そこは電気も通っていない人里を離れた場所だ…

「アイアン・フィスト」(2012)黒人meet功夫=まさかの正統派武侠映画。

武侠小説にハマっていた時期がある。金庸とか古龍ね。その流れで武侠映画にもはまった時期がある。映画だと、1も2もなくツイ・ハーク。ツイハークこそが至高と疑わなかった時期がある。今でもある一定の期間の映画についてはそう思っている。信じて疑ってな…

「ばらかもん」①~⑭作ヨシノサツキ 簡素な感想。

一年ほど前にアニメを見て興味を持った。いつか原作の方も読みたいと思ったのだが、その後テレビでやってたスピンオフ作品が全く違うテイストのもので、心に一ミリも引っかからず、原作に対する熱も冷めて放置していたのだが、もうすぐ新刊が出るそうで、そ…

「真夜中のカーボーイ」(1969)ろくでなしのバディーもの。

筋少の歌う所の「サボテンとバントライン」が凄く好きで、歌詞の中に登場する少年が見とれて爆死する映画とはどのような作品なのだろうと思い、いつか見ようと思ってから20数年…。ずっと見たいと思っていた映画なのだがようやく見た。 テキサスからニューヨ…

「LOOPER/ルーパー」(2012)時がたてば風貌も変わるが…。

髪の毛が亡くなっていく様を見せられるのは正直辛い。特に物語途中の落ち武者ヘアー。キツイ。時の流れって残酷ね。あ、映画の話。 洗髪するたびに排水溝にたまる自分の髪の量を見ていたら切なくなったので久しぶりにブルース・ウィリス師匠の出ている映画を…

カッコいいハゲ…トップオブハゲ。

最近、髪の毛がやばい。若い頃は固すぎて腰のあった髪が柔らかくなってきている。洗髪時の抜け毛も半端ない。そうハゲの世界の引力に完全に持っていかれている。ああ悲しき万有引力。どんどん引っ張られて抜けてゆく。ヤバい。 要因はある。沢山あり過ぎる。…

確かに伝わる熱い波動…。「怒りのロードショウ」

痛いほど理解できる。その熱い波動…。趣味がもろ被りだ。 映画好きと言っても千差万別。基本的に同じ嗜好の人間はいない。限りなく近い嗜好の持ち主はいても全く同じはあり得ない。絶対に差異がある。そしてその嗜好が全く正反対だと大抵対立するし、めんど…

ロン毛でアイパッチの男くさいヒロイックSF「エスケープ・フロム・LA」(1996)

好きな映画の話をしよう。控えめに言っても最高にご機嫌な映画。いやホントに。 「人間に戻れた」 何たるカッコよさ!スネークと言えばこの人。決してMGSのキャラではない。私の中ではカート・ラッセル=スネーク・プリスキンだ。そうゆう人、多いんじゃない…

完走したんで簡素な感想。『真田丸』(2016)

今頃かよ…我ながら今更感が凄まじい。終わってから2か月たって、ようやく見終えた。リアタイ視聴できない性質になってしまった…。とほほ…。 全然旬な話ではないが、ともかく初めて大河ドラマを完走した。見切った、我ながら凄い。…故に感想を書く。 これまで…

誰でも少し狂っている。頂点にいる者達は、相当狂ってる。「WILD FOOTBALL サッカー界の暴れん坊たち」(2017)手原和憲

本作の作者である手原さんの書くサッカー漫画が好きなんです。短編集「68m」で初めて知ってファンになり、前作の「夕空のクライフイズム」も相当良かったんですよ。特別ではない高校生フットボーラー達の情熱、もがきとかあがきを上手い事描いていて相当良…

いつも心にブロンソン。『スーパーマグナム』(1985)

めっちゃ好き。ブロンソン。何が良いのかよくは分からないのだが、なぜだかその雄姿を目撃すると胸が熱くなる…。それが私のブロンソン。…いや正確には私の物ではないのだが、人はみな心にブロンソンを持っている。持ってない人は持つべきだと最近思う。強く…

「志村‼後ろ‼後ろ‼』じゃないアニメの方。 ドリフターズ(2016)

ちなみドリフだと「8時だよ全員集合!」の舞台セットがはけていく所とセットが展開する場面が凄く好きだったりする。 原作 平野耕太 監督 鈴木健一 作品 原作が好きで楽しみにしてたら地上波で放送しないというこの事実。隣の岐阜、美濃の国では放送されるの…

1月も今日で終わる…。

一月の感想です。 新年明けてから…何もやってねえ! 初詣もいってねえ! お年玉は…強奪された!というか奪いに来やがった! 忘却したい、やりたくねえ事だけはきっちりやってる! なんかやりたい、やらなくてはいけないような気がすることは本当に何にもやれ…

正直こんなおばさんに無言でファインダー向けられたら相当怖い「ヴィヴィアン・マイヤーを探して」(2013)

ジョン・マルーフ、チャーリー・シスケル監督作品 正直、写真の良し悪しが分かるような人間ではない。残念ながらそういった感性は皆無である。もっと言うと絵画の良し悪しも正直分からん。色彩感覚的な事も、技術的な事もさっぱりである。多分説明されてもす…