真空断無弾

日々の色々な事柄の忘備録的感想。戯言。

映画

「カラフル」(2010)悟るまでの「ぼく」がガキ過ぎて辛い…。

その昔TVで見た「河童のクゥと夏休み」が結構面白かったので見てみた。 あ、見たと言っても途中から、しかも最後のほうだけなんだけど。 森絵都の原作小説は未読。原恵一作品は全く見たことが無い状態での視聴だったりする。 1度死んだ主人公である「ぼく」…

「デスレース」(2008)モトローダーを思い出す。

JKと言えば女子高生らしい。しかしJSと言えばジェイソンステイサム。 もはや常識である。 「デスレース2000年」のリメイク。オリジナルは相当チープでヒャッハーなディストピア超B級映画だったけど本作はJS主演のデスマッチレース映画になっている。監督はバ…

「柳生連也斎 秘伝月影抄」(1956)雷蔵VS勝新。

当然白黒の84分。 原作は五味康祐の小説らしいが未読。だがどうやらかなり脚色されているらしい。 あらすじは、尾張藩の家老から推挙され、宮本武蔵(黒川弥太郎)は藩主徳川義直(三津田健)の前でその腕前を見せつけるものの、指南役の柳生兵庫之介(佐々…

「ダンケルク」(2017)仕方がない事はある。けれどその選択は間違っている。

戦争映画が好きだ。フィクションもノンフィクションも好きだ。しかし全てOKなわけでもない。のれない映画もある。ここら辺は感覚的な問題なので説明が難しい。最近で1番乗れなかったのは「フューリー」。これはハッキリ言って糞だ。汚い言葉で申し訳ないが個…

「ワンダーウーマン」(2017)キャラの魅力は全開だった…。

主人公のワンダーウーマンのガル・ガドットの魅力は言うまでもないがヒロインのクリス・パインの魅力も半端なかった。しかし、ガル・ガドット*1って名前は格好良くて凄く強そうだ。 物語は、主人公であるアマゾン族の王女ダイアナ(ガル・ガドット)が、彼女…

「スパイダーマン ホーム・カミング」(2017)ちょっぴりナードで相当ギークな能天気なスパイダーマンは魅力的だった。

スパイダーマンは好き。だが東映のヤツね。「チェンジ・レオパルドン!」のヤツ…。 六度目の映画化らしい。みんな大好きスパイダーマン。 冒頭でも書いたが私も好き。スパイダーマン。東映のヤツ。しかしよく考えると映画はライミ版の1しか見たことが無いの…

「ザ・マミー 呪われた砂漠の王女」(2017)二兎追う者は一兎も得ず…。

アドベンチャー魂はどうした?…マジでどうした? 「ミイラ再生」(1932)のリブート作。同じリブート作に「ハムナプトラ/失われた砂漠の都」(1999)がある。個人的には「ハムナプトラ」の方が好み。「ロマンシングストーン」風のB級感が堪らない。後、冒険…

「ウォッチメン」(2008)誰がヒーローを裁くのか。

それが問題だ。 正直それ程アメコミが好きなわけでも詳しい訳でもない。が、この作品だけは別だ。アラン・ムーアの原作が凄く好きで唯一所有しているアメコミだったりする。ゆえに期待値が大きく今まで映画版は見ずに来たのだが、ついに誘惑に負けて見てしま…

「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 1章」(2017)地雷臭が満ち満ちていたのだが…。

銀魂を劇場で見たのに何を恐れおののく必要があるのか? ある訳がない。 いや、もうすでに箍は外れた。 恐れや恐怖などない。 毒喰らわば皿まで…。という事で見てきたけど結論から言うと…意外と面白かった。 改変はあるものの基本第四部をほぼ忠実に再現して…

「銀魂」(2017)漫画原作の実写化の難しさを感じた作品だった。

原作も読み、アニメも見ていた。ゆえに実写も見ねばザビ状態だったので見てきたのだが…。 率直な感想を。今年観た映画の中でワーストに属する映画だった。まず最初に断っておくのだが、あくまで今年に入って、私が見た映画の中で、私の主観においてワースト…

「ポリスストーリー・香港国際警察」(1985)ストーリはともかくアクションは今見ても圧巻だった…。

ジャッキ―映画が何となく見たくなったので…。しかしよく死なずに生きてこれたなぁ…。凄いなジャッキー。 麻薬組織の摘発の為に香港警察は麻薬組織のボス、チュウ・タオ(チュウ・ヤン)に狙いを定め逮捕、司法の場で彼を裁くべく、彼の秘書であるサリナ(ブ…

「レイヤー・ケーキ」(2004)甘く見えるけど甘くない。

マシュー・ヴォーン初監督作品。本当はガイ・リッチーが撮るはずだったらしいのだがなんかごたごたがあって降板したらしい。結果はそれで良かったんじゃないか。これはなかなか傑作だった。 名もなき主人公の麻薬デューラーを007以前のダニエル・クレイグが…

「ゴーストバスターズ」(2016)「ポテチは止まらない」そのセリフだけは胸に刻んだ…。

旧作は33年前か…。うーん月日の経つのは早い。 メンバーを女性に入れ替えてのリブート作。本来は旧作の続編の流れで制作したかったらしいのだがオリジナルの脚本家ハロルド・ライミスが亡くなったことによって完全リブートになったとか。それに伴って旧作の…

「レヴェナント蘇えりし者」(2016)生きるという事…。

デカプリ悲願のオスカー獲得作。話は凡庸だけど画力が凄い。自然が凄い。しかしそんな事は関係なく復讐譚というのはどんなものであれ私の心の琴線に触れる。 ディカプリオ(面倒なのでデカプリと以後略す)と言うと結構な人気俳優で主演作も多い。しかし私は…

「新・忍びの者」(1963)オリジナルでもなく続でもなく新から見てしまった…。

手に入りやすい物から少しずつ…。みたいな感じ。とにかく市川雷蔵成分が欲しい。 物語は石川五右衛門物。豊臣秀吉(東野英治郎)の暗殺に失敗して窯ゆでの刑になった石川五右衛門(市川雷蔵)は替え玉だった。徳川家康(三島雅夫)の密命を受けた服部半蔵(…

「新選組始末記」(1963)古い時代劇を見たくなったのだが何を見ればいいのかよく分からなかったので…。

とりあえず俳優に当たりをつけて見ていこうかと思い、市川雷蔵に当たりをつけた。選択の理由は単純に名前がカッコいいから。だって雷蔵ですぜ。字面がカッケーぜ。結果、大当たりだったような気がする。面白かった。 物語の内容は題名の如く。京都での新選組…

「アイアン・フィスト2」(2015)アメリカ発武侠映画の完全なる続編だが…。

普通シリーズ物と言うのは回を重ねるごとにスケールアップするものだが、本作はスケールダウンしている.。劇場未公開のソフトスルーなのも納得な作品。 物語は完全なる続編。前作で愛する人と両腕を失い、鋼鉄の腕を得たサディアス(RAZ)。彼は安息の地を求…

「エンド・オブ・キングダム」(2016)ジェラルド・バトラー無双再び。

ホワイトハウスと言う限定されたシチュエーションからもっと大きなフィールドへ。舞台を、もとい戦場をロンドンに替えた脳筋アクションの続編。今度も救いがたいほどあほな話。褒め言葉としては…それしか思い浮かばないな(笑)。 前作の完全なる続編。イギリ…

「エンド・オブ・ホワイトハウス」(2013)現代版一人300…レオニダス再び。

「ホワイトハウス・ダウン」とモロ被りの題材。あっちはどことなくコミカルタッチだったけれどこっちはシリアスタッチ。だだしベクトルは同じ方向を目指いしている。 突っ込み所満載のお馬鹿な方向である…。もはや笑うしかない。 大統領夫人を不慮の事故で死…

「ホワイトハウス・ダウン」(2013)名は体を表す…。

タイトルのまんまの内容。ダイレクトで分かりやすい。突っ込み所多し!好感度高し! ローランド・エメリッヒ監督作品。はっきり言って嫌いじゃない。好きなのはユニソルことユニバーサルソルジャーとかインデペンデンス・デイとか…。あれ…あれ…それ位しか見…

「時計じかけのオレンジ」(1971)破壊衝動の極み。

過去の名作と言う物を殆ど見ていない。好物は最後にとっておくタイプだったりするので正直やったぜと思っている。死ぬまでには色々みたいね。 スタンリー・キューブリック監督作品はあんまり見ていない。「博士の異常な愛情」とか「2001年宇宙の旅」とか「フ…

「ローグ・ワン」(2017)ジェダイ無き時代の理力に導かれない野郎ども。

正直SWに深い思い入れはない。けれどやるとなると見たくなる。 故に今更ながら見てしまった。 私がSWで最初にイメージするのはルークではなくアナキン、もといダース・ベイダ—だったりする。正直、ダース・ベイダーと言うのは凄い発明だと思う。その黒光りし…

「チャッピー」(2015)スタイリッシュなロボコップ。

チャッピーと聞いて真っ先に思い浮かんだのが、ながいけんの「チャッピーとゆかいな下僕ども」とか言う漫画だったりする。私はそんな人間だ。 ニール・ベルカンプ監督作品「チャッピー」。この監督の作品は好きで過去2作も見ている。本作も楽しみにしていた…

「プリースト」(2011)超絶に消化不良感が半端ない…

シチュエーションと雰囲気は好み。映像は結構豪華でお金かかってそう。物語は凡庸。映画としては…何とも言えない出来だった。色んなものが圧倒的に足りない。 粗筋は… 殆ど進撃の巨人だったりする。巨人を吸血鬼に替えただけ。 歴史改変の物語。吸血鬼が存在…

「レギオン」(2010)地上に天使が下りてくるとロクなことが無いという定番…。

戦いたがる天使たち。色んな意味で大迷惑。嫌いではないが色々足りない。面白い要素が多いのに残念。惜しい映画だと思う。 粗筋は…。 人の愚かさに堪忍袋の緒が切れた神は人類粛清に天使の軍団「レギオン」を地上に向かわせる。それを知った大天使ミカエルは…

「ザ・ウォーク」(2015)なぜ危険を承知で人は挑戦したがるのか…?

多分馬鹿なんだろう。いい意味でも悪い意味でも…。 でも犯罪は良くないと思うよ。 ジョセフ・ゴードン=レヴィット祭り第3弾!!! 今度は綱渡りだ。 粗筋は… 1974年、アメリカのワールドトレードセンターで行われた綱渡りの物語。123分。 1974年、当時世界一の…

「(500)日のサマー」(2009) 運命はあるらしいよ…。

突如として私の中で始まったジョセフ・ゴードン=レヴィット祭り第二弾‼‼ 今度は恋愛コメディー…だ。 私は恋愛映画をそんなに見ない。皆無ではないが殆ど見ない。自発的に見ることはまずない。見た結果、それが恋愛映画だったというようなことはよくある。物…

「50/50 フィフティー・フィフティー」(2011)細かいジョークが楽しくセス・ローゲンのツンデレにやられた…。

突如として私の中で始まったジョセフ・ゴードン=レヴィット祭り。インセプションとかダークナイトの時から知ってはいたがさほど興味はなかった。多分この前見た「ルーパー」が心の琴線に触れたのだと思う。 g029.hatenablog.com ジョセフ・ゴードン=レヴィ…

「ハンナ」(2011)野に解き放たれたその先は…。

その末路を想像せざるをえないラスト。一番悪いのは政府機関だけど親父が大概だぜ。どっちもそびえ立つ糞だ。そう思ってしまった。 物語の粗筋はこんな感じ。 フィンランドの雪山にその娘と父親は暮らしている。そこは電気も通っていない人里を離れた場所だ…

「アイアン・フィスト」(2012)黒人meet功夫=まさかの正統派武侠映画。

武侠小説にハマっていた時期がある。金庸とか古龍ね。その流れで武侠映画にもはまった時期がある。映画だと、1も2もなくツイ・ハーク。ツイハークこそが至高と疑わなかった時期がある。今でもある一定の期間の映画についてはそう思っている。信じて疑ってな…